(つづき)
──日本は海外からどう見られていますか。
◆単純所持を禁じていないのはG8(主要8力国)では日本とロシアだけです。児童ポルノは国際
協力がないと撲滅できないのに、日本は遅れているだけでなく、輸出大国でもある。海外の関係
者に会うたびに責められます。児童ポルノを好む人はほんの一握りのはずですが、「日本の男性
はみんなそうなの?」という目で見られる。「ロリコン」とか「ヘンタイ」という言葉はマニアの
問で既に国際語です。そして、それが日本の文化であるかのように誤解されているのです。
──運動の先頭に立っているため、マニアから批判を受けることもあるのでは。
◆ネット掲示板に「死ね」とか「香港に帰れ」と書かれます。彼らにしてみれば、これからど
うなってしまうのかと焦っているのだと思います。私は彼らの人生を台無しにしようなんで考え
ていません。子どもを守りたいだけなんです。
──運動の原動力は。
◆ユニセフ大使としてタイやフィリピンで性的虐待を受けるたくさんの子どもに会いました。
日本人が深くかかわっていることも知りました。幼い時に母親の再婚相手に撮られたわいせつ写
真をネット上で見つけてしまった日本の少女もいました。こうしたことを知ることは私にとって
もつらい経験でしたが、「知った者の責任」として今後も力を尽くします。
【丹野恒一】
アグネス・チャンさん (53)
日本ユニセフ協会大使
香港生まれ。1972年、「ひなげしの花」で日本デビュー。86年に出産した長男を伴っての仕事ぶ
りが「アグネス論争」を呼ぶ。98年から現職。タイ、スーダン、イラクなどを視察し、現状を広
くアピールしている。
=長谷川直亮撮影
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ttp://www1.axfc.net/uploader/Img/so/50107 ツッコミどころ満載。
一番のツッコミどころは、Hentai新聞がこれを載せているところ。