朝日の基地外投稿第181面

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800文責・名無しさん
2009/05/03(日)の朝日新聞朝刊東京版6面「声」欄 より


「改憲望む人たちに お尋ねしたい」
主婦 升味 久子 (東京都国分寺市 79)

1945年夏、日本は「国体の護持」を唯一の条件としてポツダム宣言を受諾。マッカーサー
元帥は、国民の根強い天皇制支持の声を占領政策に利用したが、一方で軍国主義の復活
を極端に恐れる連合国側をなだめる必要から、戦争と武力の行使を永久に放棄すると明記
した憲法草案を提示、政府はこれを受諾した。これが戦後日本の出発点となったと言われて
いる。

顧みれば、戦中の日本は今の北朝鮮と同じ。海外の情報を国民に伝えず言論弾圧の厳しい
軍事大国だった。軍部は「生きて虜囚の辱めを受けず」の戦陣訓を国民に叩き込み、非戦闘員
の保護や捕虜の権利を保障した国際条約の存在を隠した。このため、多くの沖縄島民は自決
して果てた。

戦陣訓を強要した戦犯たちが靖国神社に合祀されたのを機に、昭和天皇は参拝をやめた。
今の天皇もそれを継承して沖縄慰霊の旅を重ね、サイパン島の崖から身を投げた女性たちの
鎮魂のため、現地で頭を垂れておられた。新憲法の下、平和を祈念する熱い思いが伝わる。
改憲を望む皆さん、どのようにお考えですか。