[日系]「ポル=ポトを支援した日本、もっと援助を」首相
フン=セン首相は18日、プノンペンで行われた教育省年次会議における演説で、日本はクメール ルージュ
を支援したのだから援助をもっと増やすべきだと日本に要請したことを明らかにした。
「私は日本の大使と話して、日本もクメール ルージュを支援したのだから、
日本はもっと援助を増やさなければならない、と言った」と首相。
日本大使館は首相のこの発言に対し同日夜質問状を送付したが、大使館職員によれば、
目下回答は得られていないという。日本はカンボジアの最大の二国間援助国。
フン=セン首相はまた、1970年のクーデターを煽動した外国勢力は、
カンボジアに戦争と大量虐殺をもたらした責任を取るべきだと述べた。
「ノロドム=シハヌーク王子がもしも政権を追われていなければ、戦争は起こらなかっただろう。
クメール ルージュもなかっただろう。今、クメールルージュを訴追するふりをしているあの人々。
彼らがクメールルージュを支援した。彼らが全国に戦争の火をつけたのだ。彼らは戦争を生み出しておいて、
今度は復興が充分速くないと言って政府を非難している」と首相は語った。
(以下略)
2009年03月20日 カンボジアウォッチ編集部
http://cambodiawatch.net/cwnews/nikkei/20090320.php