1月21日付 名古屋本社版 声欄
「憲法違反」の 実績増やすな
無職 後藤 茂昭(名古屋市昭和区 65)
ソマリア沖への海上自衛隊派遣が急展開を見せている。
海賊対策としてやむを得ないという国民の賛成を期待してのことと思われるが、私は反対である。
自衛隊派遣前に、船舶は危険を避けることである。おそらく2日も余分に航海する覚悟ならば、
危険区域を避け得るのではないか。
その経済損失は、昨年の原油高騰に比べれば、ほんのわずかである。
経済性を言うならば、自衛隊の派遣のほうがはるかに高くつく。
多少の経済的利益のために、国際貢献の名の下に自衛隊に武力行使の道を開いてはならない。
防衛省は「海賊は民間であり、国または国に準ずるものではないから、
武器を使用しても憲法9条の武力行使には当たらない」との見解である。
遠い国まで出掛けて民間人に対して武力行使をするのか。
イラク派遣の航空自衛隊の行為は、憲法違反の行為との司法判断が出ている。
これ以上憲法違反の実績を積ませてはならない。
----------------------------------------------------------------------------------
>そらく2日も余分に航海する覚悟ならば、危険区域を避け得るのではないか。
まずは地図を見てモノを言って貰おうか