●●●朝日の社説 Ver.138

このエントリーをはてなブックマークに追加
342文責・名無しさん
■君が代裁判敗訴―ぞっとする教職員の暴走

こんなゆがんだ考えの持ち主が、こともあろうに子ども達を教える教育現場にいたとは。
驚き、あきれ、そして心胆が寒くなるような事件である。

入学式や卒業式での君が代斉唱拒否を理由とする北九州市の処分などは違憲として、
教諭らが取り消しなどを求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁の丸山昌一裁判長は
15日、1審福岡地裁判決に続き、校長の職務命令を合憲と判断した。
1審判決で認められた減給処分取り消しも認めず、請求を全面的に退けた。

原告側・教職員の主張はこんな内容だ。

「日の丸・君が代はかつて皇民化 教育の中で重要な役割を果たした。そして今も天皇制国家主義を吹き込み、国家支配への
 服従を強いる重要な役割を果たしているのである。」

「君が代の強制は結果として、多くの物言わぬ学校労働者を作りだし、職員室にあきらめと
 沈黙をもたらしている。今日の、子どもをめぐるさまざまな社会問題に学校はどのような顔を
 して関わっていくのか。学校労働者に対する人権侵害は、ひいては子どもたちの自由と
 個性を抑圧し、侵害することにつながる。」

一部の左派言論人らが好んで使う、実証的データの乏しい歴史解釈や身勝手な主張がこれでもかと並ぶ。
教職員は 地方公務員である。栄養士、校務員とともに小中学校を統括し、学校長を補佐する。
教育専門家としての能力はむろんのこと、高い人格や識見、バランスのとれた判断力が求められる。
その立場で政治的主張を繰り返す日教組を組織すること自体、職務に対する自覚の欠如を物語っているが、
日教組・教職員の奇矯な言動は今回に限ったことではない。
(続く)
343文責・名無しさん:2008/12/17(水) 18:37:33 ID:IxlQ/4j80
(続き)
4月には自衛隊官舎でのビラ配りを違憲だとした最高裁の判決について「そんなの関係ねえ」とちゃかして問題になった。
日教組集会や卒業式での発言で、日教組・教職員の歴史認識などが偏っていることは以前から知られていた。

教育委員会では要注意人物だと広く認識されていたのだ。なのに北九州市は日教組・教職員の言動を放置し、
子ども達が楽しみにしていた晴れの舞台「卒業式」を滅茶苦茶にした。
その人物が政府の基本方針を堂々と無視して振る舞い、それをだれも止められない。

これはもう「教育現場」の危機というべきだ。
福岡高裁は原告側の請求を全面的に退けたたが、この過ちの重大さはそれですまされるものではない。

教職員の人事については、政治家や自治体の長も関与しないのが慣習だった。この仕組みを抜本的に改めない限り、
教育の健全さは保てないことを、今回の事件ははっきり示している。大学での教職課程なども見直す必要がある。

国際関係への影響も深刻だ。自国の国旗・国歌に敬意を払う事は、世界的な常識だ。
長年の努力で少しずつ信頼を積み重ねてきたのに、その成果が大きく損なわれかねない。米国も開いた口がふさがるまい。

多くの非組合・教職員もとんだ迷惑だろう。日本の国益は深く傷ついた。

麻生首相は今回の判決を「当然」と語ったが、そんな認識ではまったく不十分だ。
まず、この事態を生んだ組織や制度の欠陥を徹底的に調べ、その結果と改善策を国会に報告すべきだ。