誰も読まない新聞がなぜ売れているのか
http://www.kcn.ne.jp/~ca001/ 新聞が大部数を維持し続け、廃刊に追い込まれないのはなぜでしょう。それは新聞業界に
自由競争がないからです。日本の新聞は世界でもまれな専売店による宅配制度の下で
大半が売られていますが、そこに問題があるのです。
専売店制度は、以前日米自動車交渉の時にも問題となったいわゆる系列販売の典型で、
排他的な流通制度です。 また、宅配制度の下での無期限購読は、店頭で商品を選ぶのと違い、
消費者が商品を比較検討、選択する機会がありません。この世に新聞自身の商品内容、
他紙との違いを訴える広告というものは全くありません(産経新聞は『新聞はみな同じでは
ありません』と訴えていますが、裏を返せば消費者は新聞はみな似たようなものという認識を
持っていて、新聞を内容で選択していないということを新聞社自身が知っていると言うことです)。
新聞のセールスマン(拡張員)は来ますが、しつこさと、強引さを競うだけで、商品の説明は全くなく、
消費者には大変迷惑な存在です。月に一度の休刊日は各社一斉で、たまに他の新聞を
読むこともままなりません。一般に店頭販売をせず、訪問販売のみと言う商品は多かれ少なかれ
消費者には不利益となります。比較検討したり選択する余地がないか、あっても非常に限られて
いるからです。そして、一度定期的な購入を始めると、購入見直しのキッカケがありません。
何せ、その商品しか知らないのですから。
(中略)
元朝日新聞の記者で、週刊朝日の副編集長だった稲垣武氏は、井沢元彦氏との対談の中で
「日本の新聞社が倒産しないのは宅配制度に支えられているからです.もし宅配制度が壊滅して、
みんな駅のキヨスクで新聞を買うようになったら、言論の優劣による競争結果がはっきり現れる。
それがないから、品質の悪い記事をのうのうと書いている」と宅配制度の問題点を指摘しています。
(井沢元彦著「虚報の構造 オオカミ少年の系譜 朝日ジャーナリズムに異議あり」)
【群馬】「おれは元ヤクザ、新聞10部取れ」朝日新聞販売店バイト逮捕
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1221036181/ 元暴力団員を名乗って脅迫し、無理やり新聞購読契約をさせたとして、群馬県警太田署は10日、強要の疑いで、朝日新聞太田西部販売所アルバイト、山田勇一容疑者(35)=同県太田市藤阿久町=を逮捕した。
山田容疑者は容疑を認め、「自分の契約成績を伸ばそうと思ってやった」と供述している。
調べでは、山田容疑者は6月22日午前、自宅を訪れた宅配業者の男性配達員(44)が玄関ドアをノックしたことに言いがかりをつけ、自分が勤務する新聞販売店の事務所に配達員の男性上司(37)を電話で呼び出し、
「刑務所から出てきたばかりで元ヤクザだった。新聞を10部取れ」などと脅迫。
2人に新聞購読契約書を無理やり作成させた疑い。
朝日新聞東京本社販売局は、「重く受け止めている。販売所に対し、アルバイトの指導を改めて求めていく」とのコメントを発表した。