>>614 3日付 東京版
君が代不起立 今も悔いなし アルバイト 山口正夫(東京都八王子市 59)
私は定年に3年早く教職を辞め、新聞配達をしている。早く辞めた理由は3つある。
一つは、自分が狭心症を持っていること。二つ目は、妻が病気で倒れ看護の必要があること。三つ目は公に奉仕することに
疲れ果てたことだ。
理由の二つ目までは私事で、大変申し訳ない気持ちである。しかし、一番の心残りは教育の自由のための闘いを自ら放棄
したことへの申し訳なさである。
卒業式での君が代斉唱時に着席を呼びかけ、罪に問われた元教諭の控訴が棄却されたという記事(5月30日朝刊)があった。
起立せずに処分を受けた人が、都教委だけでも延べ410人に上るとのことだ。
私も辞める4年前、一度不起立を通した。教頭さんが横に来て「お立ち下さい。お立ち下さい」と何度も言われたが、すべての
職員が立つ中で一人だけ不起立を通した。その後、3回機会があったが、事を荒立てて処分されるのを恐れ、立った。
不起立を通した時は大変ストレスを感じた。しかし、信念を貫いた価値の大きさを今もはっきりと実感している。
え〜結局日和った人に言われてもなあ…説得力ないよ