やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その84

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15文責・名無しさん
5月9日 朝刊一面 苦い歴史 「互恵」に生かせ 本社コラムニスト 若宮啓文

 よりによって、チベット問題で中国に世界の視線が集まる中である。ギョーザ事件の捜査も進まない。迎える福田首相は足もとが思うに任せず、支持率
低下に悩んでいる。何とも間の悪い時期に重なった胡錦濤(フーチンタオ)国家主席の来日は、具体的な成果もいまひとつに見える。
 それでも、この首脳外交が日中の歴史に大きな意義を刻んだことは間違いない。
 この1世紀余を顧みれば、19世紀末の日清戦争から20世紀半ばまで戦乱の半世紀だった。その後も共産中国とは厳しい対立が続き、国交正常化や平
和友好条約が実ったのは、1970年代のことだ。
 さらに、一時の友好熱はどこへやら、98年に来日した江沢民主席が「過去」を振りかざして和解を遠ざけ、次は小泉首相の靖国参拝で日中が冷え込んだ。
21世紀の幕開けはこんな風だった。
 それに比べれば、わずかの間に隔世の変化である。共同声明や早稲田大の講演では、戦後日本が果たした役割がたたえられ、互いに「脅威」とならない
ことも確認しあった。双方が強調したのは、平和を目指す姿勢である。遅まきながら、これが21世紀に寄せる日中共同のメッセージとなったのは喜ばしい。
 「靖国問題のあとも、中国は外交カードを使い続ける」と予想した人々は正しくなかった。様々な矛盾や問題を抱えつつ急成長する中国にとって、日本との
「互恵関係」は国益でもあるのだ。

(続きます)
16文責・名無しさん:2008/05/09(金) 17:36:36 ID:1vTLw+Zk0
>>15から続き)

 だが、日本の苦い「歴史」は、二重の意味で生かすべきである。日本に自戒が必要なのは言うまでもないとして、この失敗は今の中国にも教訓となりうるか
らだ。
 例えば満州事変のあと国際的非難の前にナショナリズムを燃やした日本は、孤立の道を突き進んだ。チベット問題で国際世論に反発を強める中国には、
いささか参考にしてもらいたい歴史である。愛国教育も、行き過ぎれば自分の首を絞める。
 互いに脅威になるまいと表明し合ったのはいいとして、いま切実なのは食品の安全や環境、伝染病など、人の健康にかかわる脅威である。ギョーザ事件を
おろそかにできないのもそれゆえだ。日本にはこうした面でも苦い歴史や蓄積された経験がある。
 それらを生かした協力が実ってこそ、国民が真に「互恵」を実感できる時だろう。今度の首脳外交がその入り口になることを祈りたい。

なんつーか、中国に夢見すぎだろ、若宮タン。なんなの、この子供のような純真さはw