素粒子 8/27(水)
「うまれた時が悪いのか、そ
れとも俺が悪いのか」は昔流行
った「昭和ブルース」。次なる
は今流行の「閣僚ブルース」。
× ×
♪大臣に選んだ首相が悪いのか
それとも受けた俺が悪いのか
経費なしでやっていけるなら
それはたやすいことだけれど
× ×
アフガンで拉致された日本人
青年の無事を祈る。「自分が出
来ることを全力でやりたい」と
現地で農業の指導を5年近く。
―――
2行目の俺に「おれ」、流行ったに「はや」った、流行のに「はやり」の、とルビ。
♪は紙面では庵点でした。
天声人語 2008年8月28日(木)付
アフガニスタンの民話に、千年を生きた大蛇が美しい娘に化け、カブール領主の妻に納まる物
語がある。この地域、東西文化が豊かに溶け合った古(いにしえ)は美女の顔、戦火絶えない今
は怪蛇の相であろう。その蛇が、青年の善意に見当違いの牙をむいた。
現地で農業支援をしていたNGO職員、伊藤和也さん(31)が殺された。政府・多国籍軍と
イスラム武装勢力の抗争が続く壊れた国。最近は治安が一層悪化し、外国人を狙う犯罪が増えて
いたという。
伊藤さんが所属するペシャワール会は、一帯で20年以上も活動している。医師の中村哲さん
を中心に病院や水路を作り、住民の信頼は厚い。伊藤さんは現地語を話す指導者として慕われ、
たくさんの村民が捜索に加わった。
サツマイモ、お茶、牧草。青年が荒れ地に根づかそうとしていた作物は、来るべき平和を底か
ら支えるはずだった。収穫は空腹を満たし、換金されて生活を豊かにする。「子どもたちが食べ
物に困らないように」と汗を流したそうだ。
ご両親の悲痛、いかばかりか。一時流れた解放情報に、母順子さん(55)は「マグロの刺し
身を食べさせてやりたい」と喜んだそうだ。好きで選んだ道ながら、人助けに行った息子に死ぬ
理由はない。
撤収していればとも思う。だが、国を背負わぬ組織だからできることもある。ペシャワール会
幹部は言い切った。「絶対に逃げない」。会の真価は〈誰もが行きたがらない所に行き、誰もが
やりたがらないことをする〉。夢半ばだったが、本物の国際貢献に身を投じた日本人を誇りたい。
--------------------
最終段落『本物の国際貢献』などと言う天人子の言葉には、胡散臭く下衆いものを感じる。
しかし、ペ会の人々の行動行為はすごいものだ、ということには変わりない。
699 :
文責・名無しさん:2008/08/28(木) 11:04:36 ID:K+LWX+r90
偽物の国際貢献の代名詞であるイラク人質の高遠の活動を絶賛した朝日に褒められても
伊藤さんのご家族やペシャワール会のメンバーは苦笑するしかないだろうな。
>>699 おかしいな高遠さん手放し絶賛の記事を産経で酔読んだ様な気がする。
702 :
699:2008/08/28(木) 12:34:47 ID:K+LWX+r90
>>701 朝日しか読んでないので産経の記事のことを言われても困るのだが
天声人語 2008年8月29日(金)付
釣れた釣れた、さあ帰ろうという時に、水の底から「置いてけ〜置いてけ〜」の声。江戸に伝
わる「置いてけ堀」だ。霞が関村の農水堀にも、昨年来、通りすがりの政治家があれこれと置い
ていった。地位に名誉、将来まで。あの声がまた、聞こえてきた。
農水相、太田誠一氏の政治団体が、家賃いらずの秘書宅を「主たる事務所」と届け出て、事務
所費や人件費を計上していた。この支出に実体があるかどうかが問われている。氏を「育てる会」
なる団体は、実のところ、どれほど育てたのか。
農水相といえば、安倍内閣で「政治とカネ」の鬼門だった。事務所費にしても、多くの政治家
が釈明に追われた因縁の費目だ。それを踏まえたはずの、改造内閣の身辺調査。ザルどころか真ん
中に大穴である。残り少ない信頼の水が、音を立ててこぼれている。
この際、太田氏は堂々と領収書を示し、歯切れよく説明してほしい。口が重い人ではない。中
国製ギョーザの中毒事件では「消費者がやかましいから(国内対策を)徹底していく」と言い放っ
た。そう、国民は政治家のカネ繰りにも余計な関心を寄せる、いや、やかましい。
耳を疑う「集団レイプをする人はまだ元気があっていい」は5年前。古傷の再録は本意ではな
いが、大臣という地位を得た後の「生傷」がいけない。選んだ人の眼力も怪しい。
「安心実現」内閣だという。民の心配ごとが山とある時、危機感を欠いた「慢心失言」内閣で
は、有権者からおいてけぼりを食らうだろう。秋風に乗り、政権末期のにおいが漂う。
--------------------
事務所費云々、具体的に何がどう問題なのかわからない。このコラムだけでは、太田氏の話がい
つの事なのだかわからない。方言失言云々はマスメディアのいつものトリミング切り貼りされる
と前後のつながりがわからない。
わからない事だらけの内容で、得々と「堂々と」「説明を」「政権末期」だのと言われても、読
者有権者おいてけぼりで、マスメディアだけが狂乱しているようにしか見えない。
お前だよ。天人子。実体のない恐怖で人々を縛り、人々から財を巻き上げている妖怪の正体は、
あんたがたマスメディアなのだ。
704 :
文責・名無しさん:2008/08/30(土) 00:29:13 ID:u72tmbzj0
みんな聞いてくれ。
必要に迫られ通っている語学講座で9月に進級試験があるんだ。
それで「天声人語」を訳す問題が出るらしい。
そこでこの1ヶ月ばかり毎日読まざるを得なかったのだが、
キモくて、キモくて、毎日ゲッソリしている。
たとえ主義主張が違ったとしても、それなりの名文であれば黙って訳してもいい。
でもこれは内容がくだらなすぎて、訳す気持ちになれない。
実際訳してみても、日本語がヘンだから訳せない。
腰が定まっていないから、主語がフラフラと変わり、時々不明になる。
内容に関しても、たとえば警察がなんで司法なのか、意味不明だ。
これでは誤訳とされてしまうのがオチだ。
オチといえば、手品で人の心を開かせたという挿話があるのに、
正反対の「一発逆転の、手品はない」という結び。
話に脈絡というものがない。
同語の重複が多く、そのまま訳せば駄文として減点される。
どうも最近体調が悪いのは、天声人語を毎日読んでいるのが原因らしい。
早く試験が終わってサヨナラしたいものである。
修行と思え
706 :
文責・名無しさん:2008/08/30(土) 01:30:34 ID:3GvzfoDy0
>>703 しばらくおとなしかったのに今日のはひどかったなー
この期に及んで安倍叩き、目的もなく責任追及、無意味に政権末期
やりたい放題、うぬぼれすぎにも程がある
よくこんなんを堂々と全国紙の一面に載せるもんだ
天声人語 2008年8月30日(土)付
感激も演技もてんこ盛りの、いい笑顔だった。最初の黒人奴隷が北米に運ばれて4世紀、同じ
アフリカ系の血を引く政治家が、とうとう米国の頂に手をかけた。民主党が大統領候補に指名し
たオバマ氏。激しい予備選が技に磨きをかけたのだろう。受諾演説に、無用の高ぶりは見られな
かった。
「変化はワシントンからは来ない。ワシントンに向けて起こる」「後戻りはできない。未来へ
行進しよう」と全米に訴えた。45年前のワシントン大行進で、黒人解放の父、キング牧師が「私
には夢がある」と語りかけた、まさに同じ日だった。
牧師は、暗殺される前年の遺著『黒人の進む道』(猿谷要訳)で、「確信と信頼に基づいて」
「熱狂的声援をおくれる」黒人政治家を渇望した。そして「その人は白人の政治的な会議のなか
でも……尊敬をもって扱われるであろう」と見通した。
オバマ氏は牧師が思い描いた「奴隷の子孫」ではない。父はケニアからの留学生、母は白人。
ハーバード出のエリートでもある。「分類」の難しい来歴は、強みにも弱みにもなろう。
党大会の直前、氏の暗殺を企てたとして白人3人が捕まり、ライフルや弾が押収された。キン
グ牧師の夢が現実に近づくほど、時代を逆に回す力も強まりかねない。米国史をかけた挑戦なの
だと実感する。
あらゆる障壁、妨害を乗り越え、褐色の手で頂を引き寄せるのか。スタジアムを埋めた8万の
歓喜に肌の色の別はない。人種の壁をめぐる長い長い絶望と夢の果て、「異色」を背負う47歳
が、最後のコーナーを抜けた。
--------------------
お前ら、本当に、民主党が好きだな。社説も天人も、これだよ。
民主党、オバマ氏、黒人、そういうものに無条件に『新しく好ましい』レッテルを貼り、そうで
はないものを『古く好ましくない』とする、そういうシンプルな脳は、問題があると思うのだけ
れど。
天声人語 2008年8月31日(日)付
北京での「平和の祭典」にわいた夏、戦争を語り、平和の重みを訴える人々の姿が日本の各地
にあった。忘却を拒み、風化にあらがって、未来を見つめる8月の言葉から。
広島の原爆の日、山口県下松市の集会に野坂清子さん(79)は姿を見せた。市原爆被害者の
会の会長を務め、毎回参加している。「私たちにはもう何もできません。ただ体の続く限り、こ
うやって集会に出るだけ。あの日を風化させないように」。
横浜市に住む成田富男さん(78)は、自作の紙芝居でシベリア抑留の苦難を伝えている。40
枚の絵をめくった後、「日本に帰ってうれしかったのは、戦争をしない国になっていたことだっ
た」と話を結んだ。
細菌戦で知られる731部隊の隊員だった千葉県の篠塚良雄さん(84)は各地で証言集会を
開いてきた。「部隊にいたころ、考えることをやめていた。自分の行動の意味を考えれば気が狂っ
てしまう」。自分たちがしたことを闇に葬るわけにはいかない。そんな一心で全国に足を運ぶ。
盛岡市の駒井修さん(70)の父親は、捕虜虐待の罪で戦犯として処刑された。息子として謝
りたいと昨夏、被害者の元英兵に会い、手書きのカードを渡された。「過去を悔やみながら振り
返らないでください。二度と帰ってこないのだから。現在を賢く改善してください。未来に向かっ
て恐れず進んでください」とあった。重い言葉を胸にこの夏、戦争を語る活動にいそしんだ。
世代を超えて悲劇を受け継ぎ、平和を守り継いでいく。戦後生まれの責任を、夏逝く空にあら
ためて思う。
--------------------
証言がウソだ、とまでは言わないでおく。だが、それはどこまでも個人体験だ。
語り継がれた証言は最早、連鎖した記憶、伝言ゲームのオチに過ぎない。
そういうモノを積み重ね、『平和』と称した『日本が悪いから日本が悪いのだ』という思想を押
しつけ、思考を抑圧し、これに反するものに対して異常者というレッテルを貼るのは、危険な精
神だ。
709 :
文責・名無しさん:2008/08/31(日) 23:08:15 ID:Q2UrbgeA0
「夏」が来る限り「戦争」と無理矢理結び付けて、
とことん日本を貶めるんだね。
天声人語 2008年9月1日(月)付
東京の下町、谷中(やなか)には広い墓地がある。昨年亡くなった日本文学研究者のエドワー
ド・サイデンステッカーさんはその散策を好んだ。散策するうち、あることに気づく。〈大正十
二年九月一日と昭和二十年三月十日に死んだ人々の墓がいかに多いか〉と、随筆集『谷中、花と
墓地』(みすず書房)に書き残している。
前者が関東大震災、後者が東京大空襲なのは言うまでもない。片や天災、片や戦災の違いはあ
るが、どちらも東京を炎で包み、壊滅的な被害をもたらした。その天災から85年経(た)ち、
きょうは「防災の日」である。
天災は忘れたころにやって来る、と戒めに言う。だが、このところの列島は、忘れる暇もない
ほどに、地震、竜巻、水害――と見舞われ通しの感がある。数日前も東海や関東が記録的な豪雨
に襲われた。
「何十年も住んでいるが、こんなのは初めて」と、被災した人はしばしば口にする。きのうま
での無事も、きょうの安全を保証してはくれない。自然はときに、想像を超える無慈悲な牙を我々
にむく。
世界でも、中国四川省の大地震、ミャンマーのサイクロンと大災害が相次いだ。そのせいもあっ
てか、本紙の読者アンケートでは、いつになく防災意識が高まっている。「他人事(ひとごと)
ではない」が、昨今のキーワードらしい。
関東大震災の後には、「この際だから」が流行語になったという。諸事を見直したり、改めた
りする枕詞(まくらことば)のように語られたそうだ。夏が過ぎ、台風の季節はもって本番。こ
の際だから、身近な防災策を見直して、万が一に備えるとする。
素粒子 8/28(木)
最近、話題の世界の迷作
クリントン『風と共に去れぬ』
福田康夫『吾輩は首相である』
上野由岐子『ソフトはお好き』
× ×
プーチン『東部戦線異常あり』
若ノ鵬『若き飢えてるの悩み』
ボルト『誰がために雷は鳴る』
麻生太郎『バラマ木は残った』
× ×
「現地に行かねば何も始まら
ない」と志抱き、活動してきた
伊藤和也さん、31歳。その無念
を思うと居たたまれなくなる。
―――
「最近、話題の世界の迷作」が太字。
吾輩に「わがはい」、とルビ。
素粒子 8/29(金)
今や昔、虎退治で喝采浴びた
岡山のお姫様が脱藩し、小藩に
身を寄せるそうな。「政治の道
は一本道」とは参らぬようで。
× ×
「引き返すは恥にございま
す」も今や昔。飛脚民営化騒動
で刺客送られた面々。新奉行に
なったり、新四役になったり。
× ×
現地の葬儀に数千人が参列を
希望したという。「恩を仇で」
と嘆く村人がいたという。心か
ら慕われていた伊藤和也さん。
―――
仇に「あだ」、とルビ。
素粒子 8/30(土)
新秋田音頭 秋田名物八森ハ
タハタ……わらしっこ学力 2
年連続 全国トップップ ハイ
キタカサッサー ヨイサッサ
× ×
新自民音頭 与党名物山盛り
対策……頼みの公明 ああせい
攻勢 選挙で仕方がネェ ハイ
キタカサッサー ヨイサッサ
× ×
新共和党音頭 見たか聞いた
か……あっと驚く女性知事 こ
れで負けいん 意気盛ん ハイ
キタカサッサー ヨイサッサ
―――
「新秋田音頭」「新自民音頭」「新共和党音頭」が太字。
素粒子 9/1(月)
今さら「不正採用。お辞め下
さい」と言われても。不正頼ん
だ覚えなく、採った責任うやむ
やで、こんな先生に誰がした。
× ×
捜査急転。内部犯行の可能性
が高いとみた集中的な事情聴取
判明。早急に真実を突き止める
べし。こんな餃子に誰がした。
× ×
炎熱、ゲリラ豪雨の8月去り
ぬ。月が替われば、なんとなく
心も新た。<今朝九月草樹みづ
から目覚め居て>中村草田男
―――
餃子に「ギョーザ」、とルビ。
>>710 この際だから、関東大震災以来デマ・虚報が絶えない朝日新聞は解体しましょう。
>>712 伊藤氏を二日連続で取り上げてるのに、姫井の離党ドタキャンはスルーか。
天声人語 2008年9月2日(火)付
〈谷川の岸に小さな学校がありました……さわやかな九月一日の朝でした〉と、宮沢賢治は書
き出す。夏休みが終わって子どもたちが登校してくる。そして教室の机に、赤い髪の転校生がぽ
つんと座っているのを見つける。
山の子らは、突然やってきた都会風の転校生に驚いて泣き出してしまう――ご存じ『風の又三
郎』の冒頭である。名作を思い出しながら、きのうの夏休み明け、突然いなくなる先生に泣く子
はいなかったかと心配した。こちらは大分県の学校の話だ。
この春から教壇に立っている21人が、不正に合格したとして採用を取り消される。うち1人
はすでに、夏休み中に辞職した。ショックを受けた子もいるだろう。さわやかさとは程遠い2学
期の始まりである。
去った担任に、ある児童が「またこの学校に帰ってくるもんね」と手紙を書いたと聞いて、胸
が痛む。自主退職は明日が期限だが、だれも自分では口利きを知らなかったという。周囲と教委
の罪は小さくはない。
9月1日の教室には、夏と秋がゆきあうような、不思議な空気がある。子ども心にも夏の終わ
りは寂しい。そんな感傷を先生の姿と声が断ち切って、新しい学期への意欲がさざめき出す。子
どもの季節を回すのに、先生はなくてはならない存在だろう。
『風の又三郎』の先生も、〈むかしから秋は一番からだもこころもひきしまって、勉強のでき
る時〉だと話して、季節を回した。不正のウミを出し切りつつ、子どもたちへの影響を最小限に
とどめる。県教委に課せられた前代未聞の宿題である。
--------------------
教師教員がからむと、追求の矛先も緩やかだな。
子供を前面に押し出す様は、感傷的でどうにも卑怯なものを感じる。
他紙では福田辞任のコラムも散見されるんだが、天人は間に合わなかったか。
>>716 「採用に組合枠があった」という証言は、日教組の否定コメントだけでスルーかい?
天声人語 2008年9月3日(水)付
運動会の季節、福田首相の辞任に「棒倒し」が浮かぶ。小沢民主党が揺さぶるのは当たり前だ。
だが気がつけば、味方のはずの与党は、棒を守る手を休めている。休めるばかりか、揺さぶりを
かける者までいる。
〈みづすまし味方といふは散り易(やす)き〉鷹羽狩行。だれを味方として頼みうるか。深い
孤立感と閉塞(へいそく)感があったのだろう。民意にもそっぽを向かれたきりだ。むざむざ倒
される前に、というのが父親に続く「二代目宰相」の美学だったかもしれない。
執拗(しつよう)を嫌う淡泊さを、哲学者の和辻哲郎は名著『風土』で日本人の美質と見た。
だが潔いあきらめは、時と場合によっては無責任の別名になる。自身が好んで口にした「国民の
目線」から見れば、辞任は無責任と呼ぶほかはない。
安倍前首相の辞任のとき、小欄は「平沼騏一郎を思い浮かべる」と書いた。戦前、「欧州の天
地は複雑怪奇」と言い残して8カ月で政権を投げ出した人だ。今度は歴史をひもとく必要もない。
1年に2度もの騒動は、世襲議員の多い政治のひ弱さを示して余りあろう。
佳境の米大統領選を思う。徹底的に吟味され、食うか食われるかの長丁場を経て権力の座につ
く。タフでなければ勝ち上がれない。そして、国民の投票で選ばれたという正統性に、4年の任
期は支えられる。
海の向こうの民主主義の光景に、わが政界をかえりみる。もうこれ以上、与党が民意を問わず
に権力の座にしがみつくことはできまい。敵も味方もガラガラポンの解散・総選挙で、立てるべ
き「棒」を決めるのは国民である。
--------------------
第4段落『世襲のひ弱さ』は、どうだろうな。首相の座への執着を見せたら、意地汚いだの権力の
亡者だのと口を極めて罵るだろうことは明白。事実締めの段落でそう言っているし。
民主党も幾つかのマスコミも、『参院で示された民意』とやらを1年以上使い回しに回しているわ
けで、まあなんだ、こいつらのその場限りの言葉は、胡散臭さでいっぱいだ。
天人にある『小欄は「平沼騏一郎を思い浮かべる」と書いた』は、2007年09月13日。
天声人語 2007年09月13日(木曜日)付
まず浮かんだのは、復古的な国粋主義を唱えた政治家、平沼騏一郎だ。昭和14年に首相に就
くも、国家の手本とするナチスドイツがソ連と不可侵条約を結んだ衝撃から、8カ月で政権を投
げ出した。迷言「欧州の天地は複雑怪奇」は流行語になった。
安倍首相が突然、辞意を表明した。代表質問を受ける直前に、随分な職場放棄である。小沢さん
に袖にされたから、はなかろう。同じ泣き言でも「疲れた。政治への気力がうせた」の方がまだ
得心がいく。
「我が国の将来のために続投を決意した」はずだ。インド洋の自衛隊に「職を賭す」のではな
かったか。参院選の結果を見れば遅きに失し、最近の言辞からすれば早すぎる。ただの無責任に
とどまらず、最後まで頃合いというものを心得ておられぬ。
00年の九州沖縄サミットを思い出す。安倍氏は新米の官房副長官として、会議の中身を記者
団に説明する役だった。「次代を担う」にしては口べたで、それゆえ誠実そうでもあり、線が細
くも見えた。
辞意の裏には、健康不安もあったと聞く。心身ともに絆創膏(ばんそうこう)だらけだったの
だろう。気の毒だが、それを隠すのは指導者の振る舞いではない。時宜を踏まえ、区切りよく辞
める機会は何度かあったはずだ。
戦後レジームからの脱却、美しい国。浮遊する観念的な言の葉が、安倍氏の業績、ではなく思
い出となる。広げたままの大風呂敷を残し、国民の心に届く言葉の一つもなく、不可解な退場に
至った。主の気まぐれで右往左往の永田町。ここの天地も複雑怪奇である。
--------------------
今日のも、この日のも、下衆さは変わらず。
素粒子 9/2(火)
他人事ではありますが、疾風
のように現れて、疾風のように
去ってゆく。国民目線に安心実
現。ありゃ、なんだったのさ。
× ×
「首相になくてはならぬ資格
は忍耐」とは英国の名言。「首
相になくてはならぬキレ技が投
げ出し」とは日本政界の貧困。
× ×
おい、おい。ホントかよ、
「驚いている」と与党の面々。
これで選挙に希望が、とほくそ
笑んでいる御仁多いだろうに。
―――
他人事に「ひとごと」、一行目疾風に「はやて」、とルビ。
素粒子 9/3(水)
辞任興行「貧乏籤」忠臣蔵
【配役】吉良上野介(小沢一
郎、太田昭宏、太田誠一らが入
れ替わり出演)。ほかは未定。
× ×
【見どころ】主役は勿論、ま
だ首相。七変化の吉良役に、今
だからぶつける恨みつらみの名
台詞。もう聞きたくもないか。
× ×
【日程未定】「ぶら下がり」
拒否で主役の出演交渉難航。告
白本『わが逃走(闘争)』の執
筆で多忙との噂は聞かないが。
―――
「辞任興行「貧乏籤」忠臣蔵」が太字。
籤に「くじ」、上野介に「こうずけのすけ」、勿論に「もちろん」、台詞に「せりふ」、噂に「うわさ」、とルビ。
4/10(水)以来久々の忠臣蔵。
480KBを超えた様子。そろそろ次スレの準備。
次スレは50番目。スレタイ案がありましたら、お願いします。
天声人語 2008年9月4日(木)付
「鉄の女」でさえ、と言うべきか。英国のサッチャー元首相が認知症との報道に、時の流れを
感じる方もおられよう。国を率いた現役時代、彼女は政治について、「予期しないことが起こる
と、いつも予期していなければいけない」と言っていた(『政治の品位』内田満)。
日本で言う「一寸先は闇」だろう。ところで今回、福田首相の政権投げ出しが、かの人にもそ
の寸言どおりだったかどうか、気にかかっている。麻生太郎自民党幹事長のことだ。
ひと月前、福田氏に熱望されて幹事長役を受けた。そのときすでに「福田後」のやりとりがあっ
たそうだ。2人が「あうん」の間柄になっていたと聞けば、やはり国民より党利党略、何が安心
実現内閣か、と不信感はいや増す。
総裁選の日程は、まるで計ったようだ。告示から選出まで、先に決まっていた民主党の代表選
に、皆既日食のように重なる。女性候補も出馬をめざす「自民劇場」に対し、「民主座」は地味
な一人芝居になるらしい。前者の影に後者はかすむ。そんな見方がもっぱらだ。
政治を巡る寸言は古今に多く、「政治とは妥協の芸術」というのもある。妥協と言えば聞こえ
は悪いが、折り合える最善の解決を見いだしていく営み、ということだろう。首相ともなれば、
強靱(きょうじん)なリアリストにしか務まるまい。
「再選されることばかり考えていると、再選に値するのが難しくなる」も味わい深い。毎度の
「政策より政局」では期待もしぼんでしまう。「再選」を「政権維持」に置き換えれば、与党の
標語にもなるだろう。
--------------------
折り合うことなく一切の妥協を排し、要求を呑まないなら最悪の結果を招くも辞さない態度で臨
んできた野党に振り回された、福田首相の一年だった。
民主党は全員が阿吽の呼吸で小沢氏続投を支えるようですが、天人子、やはり国民より党利党略、
何が「国民が第一」か、と不信感が増したりするのかな?
「再選」を「政権交代」に置き換えれば、野党の標語になるね。
『あっちもそうじゃないか』とか、そういう話ではない。一方の行動は全面的に擁護し、他方の
行動を全面的に腐す、あんたがたマスメディアの態度に苛立っている。
724 :
文責・名無しさん:2008/09/04(木) 19:42:06 ID:K4NKS51p0
皆既日食とは上手いこと言うもんだなあ、と感心していたが、
よく考えてみたら、日食じゃなくて月食だろうが!?
ショボい民主党の代表選を太陽に譬えるあたり、
アカピーの本音が透けて見える。
漏れの2ch加藤顔カキコ煽りが政府司法関係者へチクられてたら、素粒子が漏れの煽りを踏んだお!
素粒子 9/4(木)
秋の村民祭りのプログラム
【演劇】麻生一座の「幹事ん
長」。義経・弁慶「あうん」の
呼吸。禅譲疑惑を勧進帳風に。
× ×
【舞踊】村の伝統芸能「投げ
出し」の「一の舞」を安倍流家
元が美しく。福田流家元が国民
目線で「二の舞」を踊ります。
× ×
【野球大会】小池さんちの百
合ちゃんが、やる気満々。「野
球は1人ではできない」とぐず
っています。参加者大募集中。
―――
「秋の村民祭りのプログラム」が太字。
>>726 「幹事ん長」は、ちょっと上手いと思ったが、「勧進帳風に」とか自分で書いているあたり興醒め。
天声人語 2008年9月5日(金)付
1904年に米国のセントルイスで第3回のオリンピックが開かれた。そのマラソンは「キセ
ル事件」で歴史に残る。へばった選手が通りがかりの車に乗って先へ行き、再び走り出して先頭
でゴールした。
さすがにバレて失格になった。本人は冗談のつもりだったらしいが、「メダルを盗もうとした」
と非難され、競技から追放されてしまったそうだ。フェア精神には背くが、どこか憎めない失格
でもある。
現代の失格は、主にドーピングで起きる。北京五輪のハンマー投げで2位と3位の選手が失格
する可能性がある。その場合は、5位の室伏広治選手が銅メダルになるという。昨日からメディ
アが伝えるニュースは、しかし、朗報とばかりは言えない。
前回アテネでも、室伏選手は1位の失格で金メダルに繰り上がった。再び、となれば選手個人
にとどまらず、「メダル泥棒」の横行する「治安の悪い」競技という印象を与えかねない。フェ
アに戦う選手たちにはつらいことだろう。
検査と新薬物のいたちごっこ。ついには遺伝子まで操作する「遺伝子ドーピング」など、不正
は人間の身体深くへ潜行しつつある。「薬」の字源は呪術師の振る鈴ともいう。北京の感動をく
れた選手すべてが、鈴の音の誘惑に打ち勝っていたと信じたい。
ところで冒頭のマラソンは、キセル男に次いで「2位」に入った選手が優勝した。この選手は、
いまで言う「ドーピング常習者」だったらしい。このときも、酒と興奮剤を飲んで走ったそうだ。
スポーツと薬物の関(かか)わりは、かくも古くて新しい。
--------------------
ドーピングについてのトリビアコラム。
型どおりという感じではあるけど、わりと面白い。
素粒子 9/5(金)
「投げ出し杯」出走予定表
【寸評】村の祭りを盛り上げよ
うと多出走になりそうだが、抜
け出すのは一番人気の本命か。
× ×
オタクシンボリ 政治的血統。
脚質・景気重視。不動の本命。
カジンノホマレ 文学的血統。
脚質・財政再建。政策通だが。
× ×
ファミリーホープ 政治的血
統。脚質・上げ潮。人気次第。
クールビズクイーン 紅一点。
脚質・上げ潮。波乱要因だが。
―――
「オタクシンボリ」「カジンノホマレ」「ファミリーホープ」「クールビズクイーン」が太字。
↑「「投げ出し杯」出走予定表」も太字でした。
素粒子 9/6(土)
「投げ出し杯」出走予定追加
オタクムテキ 政治的血統。脚
質・外交安保。議論好きだが。
注・出たがり血統馬まだあり。
× ×
「現場の判断」と本社。「社
長の指示」と工場。発覚当初の
食い違い。「弱い立場」の方が
正しいこと多いけど、今回も。
× ×
細い茎の先で白や淡紅色の花
が風に揺れていると、思い出す
句。<コスモスなどやさしく吹
けば死ねないよ>鈴木しづ子
―――
「「投げ出し杯」出走予定追加」「オタクムテキ」「注」が太字。
天声人語 2008年9月6日(土)付
映画の故・黒澤明監督が「羅生門」のあとに作った映画の評判は、散々だった。「当分は冷や
飯を食わされる」と覚悟を決め、憂さ晴らしに川へ釣りに出かけた。ところが、何かに引っかけ
て糸がぷつりと切れる。
仕掛けの予備はない。ついていない時はこんなものかと帰宅すると、奥さんが飛び出して来た。
ベネチア国際映画祭で「羅生門」が最高賞を取ったと知らされる。自作が参加していることさえ
知らなかったと、自伝につづっている。
歳月は流れて、今年のベネチアにも「日本の風」が吹く。最高賞を競う部門に3作品が招かれ
た。北野武監督「アキレスと亀」、宮崎駿監督「崖(がけ)の上のポニョ」、押井守監督「スカ
イ・クロラ」である。
宮崎、押井作品はいまや日本のお家芸のアニメ映画だ。わびしく釣り糸を垂れた黒澤と違い、
3人とも現地入りして、自作のお披露目に会見にと忙しい。前評判は良いと伝わっている。
3本はどれも、監督の哲学や技量に裏打ちされた深い世界がある。しかし国内を見渡せば、そ
うした作品ばかりではない。いま作られる多くは、ベストセラー本や人気テレビドラマの映画化
なのだという。海外での評価の一方、邦画全体の底は案外浅いのが実情らしい。
生前の黒澤も、邦画の商業主義に辛口の意見をしていた。そして晩年まで、「まだ映画が何か
よく分かっていない」と口にした。映画人にとっては永遠の問いに違いない。きょうは没して10
年の命日。そしてベネチアの賞はあす発表される。金獅子のゆくえを見守っていることだろう。
天声人語 2008年9月7日(日)付
大相撲初のテレビ中継は、NHKの本放送開始から3カ月後の1953(昭和28)年5月16
日だった。その日、北海道の洞爺湖畔で、農協職員に男の子が生まれた。後の大横綱にして日本
相撲協会の理事長、北の湖である。
テレビ史に刻まれた夏場所の優勝は平幕の時津山がさらうが、「栃若」時代が始まろうとして
いた。「柏鵬」から「輪湖」「若貴」へ、北の湖の半生は大相撲の隆盛と重なる。大衆化を担っ
たそのテレビが昨今、「土俵の外」ばかりを映している。画面の真ん中に、理事長の渋面がある。
露鵬と白露山の兄弟力士に、大麻吸引の陽性反応が再び出た。先に解雇された若ノ鵬に続き、
ロシア出身の関取ばかりが同じ「決まり手」で転がるのか。秋場所を1週間後に控え、相撲協会
は土俵際だ。
あろうことか、白露山の師匠は理事長その人。不祥事のたびに口をついた「師匠の責任」が、
今度は自らの首をしめる。こういう時の無口や仏頂面は、公益法人のトップに似合わない。
辛口で知られる横綱審議委員、内館牧子さんは5年前、理事長と対談した後で「とても頭のい
い方です」と書いた。「出るべきところと引くべきところ」を熟知していると。
現役時代は大きいのに速く、憎らしいほど強かった。自ら「引退が近い」と察したのは、最後
に優勝した84年の夏場所、場内に「頑張れ」の声援が飛んだ時だという。13歳で入門し、土
俵一筋。慣れない説明責任を求める声の中、小さくなってサウナに通う姿は哀れさえ誘う。間違
いなく「引くべきところ」である。
天声人語 2008年9月8日(月)付
学生運動がしぼみ、田中角栄内閣ができた1972年、テレビ界はフジ系「木枯(こがら)し
紋次郎」の人気にわいた。主人公はニヒルな渡世人、レギュラーは紋次郎役の中村敦夫さんだけ
という異色の作品だ。
大阪の朝日放送は、同じ「反体制」時代劇でも、主役級を複数にしてこれに挑む。〈晴らせぬ
恨みを晴らし、許せぬ人でなしを消す〉の語りで始まる「必殺仕掛人(しかけにん)」である。
商売として悪を葬る話は批判もされたが、視聴率は紋次郎を抜き、後のシリーズ化につながった。
多くの役者の絡みがツボにはまると、「1+1」が3にも4にもなる。
政局の算術も同じだろう。きょう告示の民主党代表選は、しかし、足し算のしようがない小沢
一郎氏の独演らしい。この現職、剛腕で鳴らすが、紋次郎ほどの新味はない。
かたや幕が開きかけている「自民劇場」は、複数も複数、麻生太郎氏を軸に老若男女が絡む「群
舞」の様相だ。腕より華を見せ、「計画倒産」の声まである政権投げ出しをちゃらにする魂胆と
みえる。この党の、瀬戸際の生命力には恐れ入る。
政治ショーはもういい。せめて、新総裁をめざす諸氏は政策論を戦わせ、勝ったら必ず小沢代
表との党首討論をお願いしたい。この秋の騒動を、「次の次の首相」を品定めする機会と考えよ
う。
まごうことなき政治の節目である。「晴らせぬ恨みを……」と思い詰めることもないが、ここ
で「あっしには関(かか)わりのねえこって」と、紋次郎を気取ってはいけない。すぐそこに総
選挙という、国民の「ワンマンショー」が控えている。
>>734 朝日放送だから「必殺〜」マンセーかねwww
誰も読まない新聞がなぜ売れているのか
http://www.kcn.ne.jp/~ca001/ 新聞が大部数を維持し続け、廃刊に追い込まれないのはなぜでしょう。それは新聞業界に
自由競争がないからです。日本の新聞は世界でもまれな専売店による宅配制度の下で
大半が売られていますが、そこに問題があるのです。
専売店制度は、以前日米自動車交渉の時にも問題となったいわゆる系列販売の典型で、
排他的な流通制度です。 また、宅配制度の下での無期限購読は、店頭で商品を選ぶのと違い、
消費者が商品を比較検討、選択する機会がありません。この世に新聞自身の商品内容、
他紙との違いを訴える広告というものは全くありません(産経新聞は『新聞はみな同じでは
ありません』と訴えていますが、裏を返せば消費者は新聞はみな似たようなものという認識を
持っていて、新聞を内容で選択していないということを新聞社自身が知っていると言うことです)。
新聞のセールスマン(拡張員)は来ますが、しつこさと、強引さを競うだけで、商品の説明は全くなく、
消費者には大変迷惑な存在です。月に一度の休刊日は各社一斉で、たまに他の新聞を
読むこともままなりません。一般に店頭販売をせず、訪問販売のみと言う商品は多かれ少なかれ
消費者には不利益となります。比較検討したり選択する余地がないか、あっても非常に限られて
いるからです。そして、一度定期的な購入を始めると、購入見直しのキッカケがありません。
何せ、その商品しか知らないのですから。
(中略)
元朝日新聞の記者で、週刊朝日の副編集長だった稲垣武氏は、井沢元彦氏との対談の中で
「日本の新聞社が倒産しないのは宅配制度に支えられているからです.もし宅配制度が壊滅して、
みんな駅のキヨスクで新聞を買うようになったら、言論の優劣による競争結果がはっきり現れる。
それがないから、品質の悪い記事をのうのうと書いている」と宅配制度の問題点を指摘しています。
(井沢元彦著「虚報の構造 オオカミ少年の系譜 朝日ジャーナリズムに異議あり」)
>>722 50(ごま)めの歯軋り
はどうかな?
河野太郎のブログの名前でもあるし、いろいろ含みを持った言葉だと思う
ご一考を
738 :
有栖の特技:2008/09/08(月) 22:00:00 ID:k/3rIDR40
9月7日、毎日テレビ時事放談(あさ6:00〜6:45)を鑑賞した。
ゲストは、塩川正十郎元財務大臣と武村正義元内閣官房長官で、やはり、自民党総裁選についての話題に終始していた。
番組中、出演者の後方に、あれは「ハリダシ」とか言われいるらしいが、各候補者の顔写真と、各候補者の当選回数や、
議員としての経歴等が書いてある、どでかいフリップが据えられていた。
この「ハリダシ」、よく観ると、なぜか、各候補者の「特技」が書いてあった。
ちなみに、各候補者(注:敬称略)の「特技」は、
麻生太郎 :「マンガ」
与謝野馨 :「囲碁」
小池ゆり子:「アラビア語」
石原伸晃 :「サーフィン」
石破茂 :「プラモデル」
山本一太と棚橋泰文は、上記の5名より、「ハリダシ」が小さくて、スペース的な事もあるのか、「特技」まで、書けていなかった
感じもした。
有栖としては、どういう話をしていたのか、今となっては「上げ潮派」ぐらいしか、出て来ないが、番組を鑑賞中、むしろ、
出演者の後ろに延々据えられている「ハリダシ」の、各候補者の「特技」欄が、気になって、いつ、あの各候補者の「特技」に
ついての話が出てくるのかと、ハラハラしていたが、結局、最後まで話に上る事も無く、番組は終わった。
これは、余談であるが、有栖の「特技」は、ズバリ「犬かき」である。
有栖は、25mは泳げる。
前に、25mプールを「犬かき」で泳いだとき、折り返しでデンして、後、10mほど泳いだ地点で、「犬かき」がめんどくさくなり、
立ってしまった。
気が向いたら、50m泳げるだろう。
2008年9月8日 有栖ヒロ子
※以上の文章は、「幼年期の失敗の終わり」に帰属する。
740 :
文責・名無しさん:2008/09/09(火) 01:03:50 ID:3pr/RXzf0
>>新総裁をめざす諸氏は政策論を戦わせ、勝ったら必ず小沢代
表との党首討論をお願いしたい。
おいおい、党首討論を逃げ回ってるのはどっちなんだ?
天声人語 2008年9月9日(火)付
先ごろ小欄で触れた哲学者の和辻哲郎は、日本の風土の特徴として「湿気」を重く見た。朝霧
や夕靄(もや)、たなびく霞(かすみ)など、湿潤な大気の濃淡は、日本人の情緒に深く結びつ
いてきたと考察している。
霧の中から現れる川舟。おぼろに潤む月――。ものの輪郭をぼかす湿潤は、季節季節に日本人
の琴線をかき鳴らしてきた。とはいえ、暑い季節の湿気は風雅とはいかない。このところ列島に
は湿った空気が流れ込み、関東以西は蒸し暑さが居座っていた。
しっとりなら風情だが、じっとりは不快である。その天候が昨日から変わった。大陸の高気圧
が乾いた空気を連れてきた。まだ真夏日の所もあるが、物陰は涼しく、心なしか空も高い。
〈夏と秋とゆきかふ空のかよひぢはかたへ涼しき風や吹くらむ〉と古今和歌集にある。二つの
季節が行き交う空を「ゆきあいの空」と呼ぶ。体ひとつで暑さに耐えるしかなかった古人は、秋
が夏を追いやる日を待ち焦がれたことだろう。
『徒然草』の兼好法師は、季節の推移に万物の流れる姿を見た。〈春暮れてのち夏になり、夏
果てて秋の来るにはあらず。春はやがて夏の気を催し、夏よりすでに秋は通い……〉。同様に、
死はすでに生の中にひそんでいると、哲学的な思索もめぐらせる。
さて人の世に目を転じれば、政界も、自民と民主の「ゆきあい」の風景だ。夏が生き残るか、
秋が勝つか、天下分け目だろう。そして角界には、秋風どころか嵐が吹きすさぶ。事が事である。
霞よろしく責任をぼかす逃げ技は今度ばかりは使いようもなかった。
--------------------
空を見ても自民党。秋風に触れても相撲協会。
天声人語 2008年9月10日(水)付
福田首相は能が好きかどうか知らないが、世阿弥の書いた能楽の秘伝書『花鏡(かきょう)』
に「離見(りけん)の見(けん)」という言葉がある。舞台で舞う自分を見物人として冷静に眺
める、もう一つの目が必要という意味だ。
「自分自身を客観的に見ることができる。あなたとは違う」と辞任会見で見えを切った福田さん
は、だから能役者向きかもしれない。ならば辞任表明後、記者団の「ぶらさがり取材」に1週間
も応じなかった沈黙は、自身の目にどう映っていたのだろう。
国民に意思を伝える機会を、自らつぶしてきたことになる。おととい久々に姿を見せ、だんま
りの理由を「(自分の発言で)政治の情勢が影響されてはいけない」からと述べた。この「政治
の情勢」は、翻訳すれば「政局」にほかなるまい。
つまり「党利によろしい環境」であって、国民のための政治ではない。思惑含みの辞任を質(た
だ)されたくないのだろうが、「首相」のバトンはまだその手にある。あとは野となれと、国政
への責任を忘れてもらっては困る。
福田さんが総裁に選ばれた時、小欄はやはり世阿弥の『風姿花伝』から一節を引いた。「たと
え跡取りでも、不器量の者には奥義を伝えるべからず」。そして増えつつある世襲政治家の志や
責任感を案じた。1年たって、不安は当たったようである。
「一寸先は闇」は何も政界の専売ではない。災害あり、経済不安あり、国際問題あり。国民生
活のいたる所で、あす何が起きるやも知れない。総裁選の祭りに浮かれず、最後まで褌(ふんど
し)を締めてかかるのが、せめてもの奉公だろう。
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「ぶら下がり取材」は、所詮マスコミに向けて伝えているだけであろう。それをして「国民に意
思を伝える」等というのであれば、マスコミはその取材を、切り取らず、編集せず、生の素材と
して国民に伝えねばならない。
旧来のマスコミに、それが出来ないのであれば、ぶら下がり取材は全編無編集でネット配信すべ
きだと思う。
内容は、修辞に富んだ華美な引用と腐臭漂う悪意で出来ている、といったところ。
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/|\(-@∀@) キョキョキョ
⌒⌒''(つ 朝 Φ_.
▼~|\ .\三\[=]\
| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
. \| 死神新聞 |
素粒子の下等のAAこれでよくね?w