朝日の基地外投稿第172面

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156文責・名無しさん
18日 朝日新聞東京版
良心的脱走も 逮捕するのか
作家 立花薫(東京都江東区 37歳)

 日米両政府は、米側が脱走兵と認定した米兵について、すべて日本側に通知することで
基本合意した(5日朝刊)。その結果、脱走の意思が明確な場合や30日以上所在が分からなくなった
米兵を脱走兵とし、都道府県の警察に逮捕要請されることになった。
 3月19日に神奈川県横須賀市で起きたタクシー運転手殺害事件で逮捕された容疑者が脱走兵で
あったことを受けて決定されたのだが、国民的議論も経てない拙速な決定ではなかったか。
すべての脱走米兵が犯罪行為を行うとは限らないだろう。そうした検討は必要なかったのだろうか。
 在日米軍基地から戦場に送り込まれる米兵が、自らの死傷を恐れ、または他者を殺傷することを
嫌って実行する良心的脱走と呼ぶべき内容の脱走もありうる。そのようなケースでも日本の警察は
脱走米兵を全力で捜索・逮捕するのだろうか。
 日本国憲法の前文には「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、生存する
権利を確認する」とある。今回の合意はこの憲法の精神に反しているのではないかと心配する。