>>24つづき
同社顧問を務める同省OBは「会社の仕事には直接はタッチしない。出勤したらパソコンでメールをチェックする程度」と話し、
別の元顧問は「個室に電話もコンピューターもあるので、好きな時に好きなことをしていた」と明かした。
OB採用は、グループ会社でも行われ、元専務は同省幹部の家族ら親族の採用も指示。
元社員は「お金を渡すと贈収賄になるが、身内の採用は問題ない。貸しを作っていたように見えた」と語る。
一方、元専務は「受け入れはお付き合い。OBには役所にあいさつに行く時、口添えしてもらう程度」と説明した。
東元議員は、政治家の紹介で10年ほど前に顧問に就任。先月12日、取材に「政治活動の報告や世界情勢の分析が私の仕事。
将来、私が力を持てば便宜を図ってもらいたいという企業家心理はあると思う」と話した。
東元議員は元国連職員。
90年に公明党から衆院選(旧東京6区)に出馬・当選し、4期(4期目は自由党、後に民主党)を務めたが03年、05年の衆院選で落選した。