朝日の基地外投稿第164面

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7/30 毎日新聞東京版

批判精神を奪うコンピューター
公務員 服部 知己(群馬県伊勢崎市 48歳)

 コンピューターシステムが職場や学校に導入されて久しい。
仕事が効率的になったと正の側面のみが強調されがちで、負の側面を指摘すると、
時代についていけない中年と片づけられてしまいそうだが、一言述べたい。
 一番深刻なのは、やはり人間がコンピューターに使われるということ。
今や仕事を続けたいならコンピューターを拒否できない。そのシステムがいかに
使いにくくても、性に合わなくてもだ。中高年は早く覚えなければ同僚と比較され、
低く評価されてしまうのではと不安になる。
これだけでもコンピューターに管理されていると言えないか。
 覚えるのが早い若い人にも悪い影響が出ると思う。ソフトをうまく使うということは、
マニュアルに従順になること。出来の悪いソフトだなどと批判してはいけない。
批判する気持ちを、いつしか自ら抑圧するようになってしまうのではないかと心配になる。
その結果例えば、横暴な政治権力にも従順になってしまうのではないか。