☆朝夕の娯楽★天声人語&素粒子。47は侮蔑的★

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594文責・名無しさん
天声人語 2007年09月24日(月曜日)付

 勝負ごとの予想屋なら、商売にならないと投げ出したのではないか。消化試合と目された通り
の戦いに勝って、福田康夫氏が「天下餅」を食うことになった。新しい自民党総裁は明日、戦後
29人目の首相に選出される。

 安倍首相の投げ出した餅である。それを、家康よろしく「座りしまま」に食う印象だ。「夢に
も思っていなかった」と出馬を表明したら、瞬く間に派閥力学の生む上昇気流に乗った。対抗馬
の麻生氏がやや健闘したのは、古い体質への「先祖返り」に対する反発もあってのことだろう。

 父親の赳夫氏に続く「親子宰相」は史上初めてとなる。就任の年齢も同じ71歳というから、
因縁めいている。祖父の元首相をよりどころにした安倍氏からのバトンタッチに、室町時代の『風
姿花伝』の一節が頭をよぎる。

 この能楽の秘伝書は、子々孫々に奥義を授ける上で、〈たとへ一子たりといふとも、不器量の
者には伝ふべからず〉とくぎを刺した。そして、「血統が続くのが芸の家ではない。芸の神髄が
続くのが芸の家である」と、勘所を突いている。

 「芸の家」を、「政界」に置き換えれば分かりやすい。国民にとっても、続いてほしいのは血
筋ではあるまい。政治家の神髄とも言うべき、高い志や、強い責任感のはずである。

 きのうの記者会見で福田氏は、自民党は国民の信頼を得ていない、と繰り返した。それを回復
させる器量を備えているかどうかは、これから問われる。天下餅を平らげて胃もたれしないタフ
な心身のことは、言うもさらなり、だろう。
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彼の弁明に耳を貸さず『政権を投げ出した』と言い続けて、そういう評価を固定させようと言う
マスメディアの下劣っぷり。
手前等が面白がって、相手がぶっ倒れるまで殴りたおした挙句、相手のひ弱さを嗤い「タフな心
身が必要だ」って、世の中は貴様等クソどものおもちゃじゃねーぞ。