本日(19日)付 宮城版
『テロへの怒り 首相ないのか』
千葉県八千代市 無職 大林義敬(68歳)
伊藤一長・長崎市長が射殺された。米国の大学で多くの学生たちが射殺されたという
報道が流れた直後である。どんな理由があろうとも、他人の生命を奪うことは許されぬ。
我が国では銃の所持は許可されていないはずだが、この種の事件が後を絶たないのは
なぜなのか。政治家へのテロも、90年の前長崎市長、96年の御嵩町長(岐阜県)、昨年
の自民党元幹事長の実家に対するものなど、枚挙に暇がない。
今回の事件に対する海外からの怒りや哀悼の言葉が早くも伝えられているが、日本の
総理大臣の事件直後の言葉が気になった。曰く「捜査当局において厳正に操作が行わ
れ、真相が究明されることを望む」。
これは一体何なのか。民主主義と生命の貴さへの挑戦であるにもかかわらず、全くの
他人事としか感じていない証だろう。
最近では、加藤紘一・自民党元幹事長の実家が放火された際の小泉前首相の態度と
照らし合わせても、自分たちに不利な立場の人間には実に冷淡である。
伊藤市長は自民党の後押しで就任したが、核に対しては絶対に許さない姿勢を持って
いた。だからなのであろうか。とすれば、テロに走る心情を真正面から非難できるだろうか。
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筑紫も同じこと言ってましたね。