>>202 拾いものだけど、これだね。
425 名前:その1 :06/12/06 22:35:22
週刊誌を読む(北海道新聞2006年12月6日夕刊5面)
皇室風刺の舞台批判の「新潮」
テロあおるような書き方
「週刊新潮」十二月七日号が大々的にぶち上げた「『陛下のガン』も笑いのネタにした
『皇室中傷』芝居」には驚いた。十一月十九日の「週刊金曜日」主催の集会で披露された
パフォーマンスについて書いたものだが、私もこの集会には聴衆として参加していた。
芸人・石倉直樹さんの演じる「さる高貴な方々」は皇室をパロディー風にしたパフォー
マンスで、初めて見る人はギョッとするかもしれないが、ライブの世界では有名だ。
皇族をおとしめるだけなら芸にはならないが、実際はあったかみも感じられる独特の
芸である。ただ皇室タブーの残る日本では、テレビではとても放送できないものだ。
「週刊新潮」はこれを「美智子皇后や君が代をおとしめる『不敬で下劣』なイベントに
観客は凍りついた」と表現しているのだが、会場の少なくとも大部分の客は凍りついて
などいなかった(同誌の記者は本当に会場に来ていたのだろうか)。ただ皇室は崇高な
ものと考える人にとっては反発を感じるものだったかもしれない。だからあの芸を下劣
だと批判するのは自由だ。しかし言論機関である雑誌がこれを「不敬」だと言って断罪
するのはどうなのだろうか。