鈴木宗男衆議院議員の自民党離党記者会見へのコメント
(1)『産経新聞』(3月16日社会面)「〈今後鈴木宗男氏の政治生命はどうなるか〉と問われて」
「もう政治活動はできないだろう。国民から信頼を得ていない政治家に活動の場はなく
政治生命は基本的に終わった。さらに一歩進んで議員辞職までいっていれば、〃サムライ〃
として政治家生活を終えることはできただろう。離党は自民党というか『特権階級』から身を引いただけで、
国民に対して反省の姿を示していない。党員として不的確な政治家が国会議員として適格であるはずがない
。『特権階級』の中で安住してきた人間の浅さを見せつけた」
(2)テレビ朝日「スーパーJチャンネル」(3月15日pm4:55-6:10)におけるコメント(発言趣旨)
小宮キャスターから〈鈴木宗男氏の記者会見を見た感想を問われて〉
「シェークスピアの言葉ですが『高慢には必ず墜落がある』――これが率直な感想です
。鈴木さんはこの5年間、自民党における最も実力のある政治家の一人だった。傲慢に振る舞ってきたが
、ついに墜落する時がきた。すべての政治家がこれを教訓として謙虚な姿勢で政治活動を行ってほしい」
3)TBS「ブロードキャスター」(3月16日pm10:00-10:40)におけるコメント(発言趣旨)
福留キャスターから 〈鈴木宗男氏の記者会見を見た感想を問われて〉
「情けない。政治家にとって一番大切なものは誇りです。政治家は誇りに生き、誇りに死ぬのです。
鈴木氏の記者会見には政治家としての誇りがない。間違っています、こんな人物が政治家をしているのは」
(4)このほかいくつかのマスメディアで発言しました。一部ですが、私の発言の要旨は次のとおりです。
鈴木宗男衆議院議員は、橋本、小渕、森、小泉の歴代4内閣を通じて内閣と党の要職についていただけでなく
、最大派閥の橋本派の後継者の地位にあった有力政治家でした。橋本、小渕、森3内閣を通じて最高実力者といわれた
野中広務元幹事長と一体的な関係にあり、権力をほしいままに行使してきた政治家です。記者会見で涙をこぼしたのは、
この直前までそういう立場にあった政治家の涙なのです。一般の人の「無念の涙」とは違います。