講談社文庫 岩瀬達哉 「新聞が面白くない理由」より。
公的機関の庁舎内に設置されている記者クラブについて、
「中央官庁、都道府県庁、教育委員会・各種団体ほか、県庁所在地、その他市」として一覧を作り、
加盟社数、什器備品類試算総額(以上「A」)と
記者クラブ室面積、試算賃料(年間)、記者クラブ新聞代金(年間)、提供電話・FAX数、
提供電話料金(年間)、賃料・電話料金など試算総額(以上「B」)から、
A+Bの総合計を加盟社数で割り、1社当たりの総額を出している。
実施したのが1995年6月〜11月なので数字が古いし、省庁再編もあり、
現在の数字じゃないけど、参考資料として多いにこのスレに役立つと思い書いてみる。
岩瀬の言葉を借りれば、この表は「記者クラブの便宜利益供与一覧表」と言う題名になっている。
それによれば、東京都の記者クラブ二つ(有楽クラブ、鍛冶橋クラブ)の1社辺りの総額が突出している。
東京都有楽クラブ 7社 A+B 157,897,180 1社当たり総額 22,556,740
東京都鍛冶橋クラブ 15社 A+B 146,103,834 1社当たり総額 9,740,256
ちなみに、第2位の神奈川県と愛知県と大阪府
神奈川県政記者クラブ 14社 A+B 31,015,198 1社当たり総額 2,215,371
愛知県政記者クラブ 19社 A+B 34.770.182 1社当たりの総額 1,833,010
大阪府政記者クラブ 24社 A+B 34,340,306 1社当たりの総額 1,430,846
他の都道府県は、100万円台前半が多く、地方の県によっては、49万円台もある
省庁のうち、1社当たりのトップ3は以下の通り
運輸省交通政策研究会 12社 A+B 100,257,749 1社当たり総額 8,354,812
大蔵省財政研究会 29社 A+B 184,481,639 1社当たり総額 6,361,436
国税庁記者クラブ 10社 A+B 45,381,231 1社当たり総額 4,538,123
日本銀行金融記者クラブ 17社 A+B 72,781,242 1社当たり総額 4,281,250
東京都なんて叩ける訳ないよね。