やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その73

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832文責・名無しさん
9/15夕刊 窓 論説委員室から
安倍氏の「ムッ」

「記者会見というのはだいたいこちらが想定している質問しかしてこない」
「ムッとする場合もありますよ。ムッとしたほうがいい場合もありますしね」
安倍晋三官房長官が月刊誌のインタビューで、質問に答える際の心得をこう説いている。
なるほど、と思う場面に自民党総裁選の討論会で何度か出合った。
その一例――。14日の党青年局主催の公開討論会で、党員からこんな質問が飛び出した。
「靖国問題です。総裁が参拝するのかどうかは、国益にかかわる。その答えをはっきり言わない
というのは、国益についてどう考えているのでしょうか」
また、この質問か。うんざりしたような口ぶりで、安倍氏は答えた。
「参拝を『しっかりやって』という人たちは私の思いを理解してくれる。だが、どういうわけか
参拝に反対の人たちが『はっきり言え』と言う。ということは、中国や韓国が嫌がることを
『安倍さん、言えよ』と言っていることに等しいんですね。私はこういう人たちの底意について、
ちょっと変だな、と感じているんです」
ムッとしたのか、ムッとしてみせたのか。その真意は定かでない。ただ、靖国問題をめぐっては
「中韓が嫌がる」参拝を続けたいのが本音をいうことだろう。
時には相手をムッとさせ、本音を引き出す。それも質問する側の心得である。
野党との論戦、外交交渉、記者会見。真剣勝負の場はこれからも続くが、そのこともゆめゆめ
お忘れなく。<恵村順一郎>