【脱税】テレビ朝日の体質を実名社員が告発【セクハラ】

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 ことの発端はKの豪遊だった。Kは以前から芸能人や同僚と麻雀をして「1回で100万円
賭けた」と豪語していたし、「銀座でひと晩100万円使った」と自慢するような男だった。収録
後に制作会社の幹部やタレント、編成制作局の社員を連れて銀座や六本木で豪遊するの
は、日常茶飯事。また、そんな話を社内でおおっぴらにしていても、Kを咎める上司はいな
かった。
 それがテレビ朝日の“常識”だったからだ。
 Kの豪遊に注目した国税が調査したところ、Kが制作費を水増し発注し、その見返りとして
制作会社数社に「接待費」を持たせているという疑惑が浮上した。
 実際、Kが豪遊の費用を制作会社に持たせていたことは間違いない。
 私が3年前に『TVのチカラ』の司会を突然、降板したタレントの板東英二氏本人にその理由
を尋ねたところ、彼はこう答えた。
「Kさんに銀座の高級クラブの接待費と、ゴルフコンペの開催費用を持つように要求され、
冗談じゃないと喧嘩してやめたんです」(編集部注・板東氏は取材拒否)
 下請け制作会社は、要求を断るとKに仕事を切られるので、仕方なく接待費を捻出していた
のが実情だ。過剰な接待費が苦しい経営を圧迫し、ついには倒産してしまった会社もある。

いまも社内に陣取る国税

 社内では、水増し発注された金額はこれまでに判明しているだけでも1億3千万円を上回っ
たといわれている。しかし、私が社内で独自につかんだ情報によると、国税はテレビ朝日に
Kが制作会社に持たせた「接待費」をKの「交際費」として認めるように通告し、約1億千万円
の追徴課税を求めている。もちろん申告漏れではなく、悪質なケースとしてだ。それを元に、
法人税、事業税、地方税などの課税から逆算すると、少なくとも約2億4千万円以上の会社
の金が、Kによって、不当に使われたことになる。
 しかし、テレビ朝日は現在も追徴課税を認めず、必死に抵抗している。
 社内の事情聴取でKは現金では受け取っていないと主張しているそうだが、接待費を肩代
わりするように強要していたのであれば、巨額の現金を授受しているんことと変わりはない。
 事態は深刻である。
 ほとんどの社員は知らないが、実は、いったん引き揚げたはずの国税は、連休あけから
再びテレビ朝日の調査に乗り出している。