>>305 8日付朝日新聞東京版
戦争の責任は報道機関にも
無職 片岡 保之(東京都杉並区 69歳)
「歴史と向き合う 東京裁判60年」(2日朝刊)を読んでびっくりしました。
世論調査によると、戦争責任が一番重いのが「軍部」は当然としても、「報道機関」の責任があまり問われていない。あの戦争を「聖戦」と煽りに煽ったのは新聞をはじめ報道機関ではなかったでしょうか。
戦争を体験していない人はともかく、私と同じ60代や70歳以上の人も、こんなに甘い点をつけるとは意外なことです。戦後のマスコミが、国民を戦争へと誘導した報道内容とその責任を息長く伝えず、結果として隠蔽してしまったためとしか思えません。
1926(昭和元)年から45(同20)年に至る新聞各社の報道を、もう一度読んで欲しいと思います。
私は生まれてから44年末まで東京の都心に住んでいました。空襲では家族と一緒に防空壕に身を潜めるなど、戦争を幼いながら直接体験した最後の世代です。
当時は国民も含め皆正気の沙汰ではありませんでしたが、とりわけ大本営の手先になり下がった報道機関の責任は重大だったとするのが、正しい見方ではないでしょうか。
-------
「憲法を考える」シリーズで頭の中がデムパで飽和したところを、この投稿でひとまずリセットしてください。
それにしても朝日がこんな投稿掲載するということは、どういう風の吹き回しでしょうか?