今日の特集は「シリーズ食が危ない(3) 輸入水産加工品 相次ぐ細菌汚染のわけ」と題して、
タイから輸入される加工食品に細菌(大腸菌)が混入するケースが相次いでいるとし、
タイの日本向け食品加工工場の現場の衛生管理と加工食品工場の事情
(手作業でやっている、かつ、品目と手間が増えて、よりいっそう手作業が増えていることなど)を上げ、
輸出側のタイと輸入側の日本の検査体制を取り上げて、
工場側、タイ側、日本側のいずれも
「(工場側)法令違反が出るのはやむをえない。(三者とも)100%細菌が入らないとは言えない。」
といった趣旨の結論を述べていた点を、筑紫哲也、佐古忠彦、草野満代が
鬼の首を取ったかのごとくスタジオで会話した。
佐古忠彦に至っては「塩素でジャブジャブいかを洗う姿は衝撃的だ!」と感情込めて非難していたほど。
これを見た人なら、まず間違いなく明日から「原産国:タイ」の表記がある加工品を
手に取りたくなくなる効果は十分だろうね。
では、タイの法令違反件数と、他国の法令違反件数はというと・・・
輸入食品等の食品衛生法違反事例(平成18年4月分)
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/1-4/0604.html タイ=3件
アメリカ合衆国=4件
フランス、メキシコ=各2件
カナダ、オランダ、ノルウェー、台湾、フィリピン、マレーシア、インドネシア=各1件
中華人民共和国=12件
タイに焦点を当てて、「原産国:タイ」加工食品の不買運動的な報道をしといて、
実態がより無惨な国には焦点をあてない本日のTBS、筑紫哲也NEWS23でした。
あと
>>419、当然のように寄生虫卵入りキムチ事件のことには触れていませんでした。