☆朝夕の娯楽★天声人語&素粒子。43の国へ★

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909文責・名無しさん
【天声人語】2006年07月06日(木曜日)付

サッカーのせいか、昨日はいつもより早く目が覚めた。テレビをつける。ドイツとイタリアの熱闘の隅に「北朝鮮が
ミサイル発射」の速報が流れている。やってしまったか。愚かなことだ。2発、3発と数が増える。他国の方角に
ミサイルを放つ。相変わらずの傍若無人ぶりに憤りつつ、日本のどこかに落ちないかと不安がよぎった。

この国が信用できないことは拉致問題でも分かっているが、その統治の実像はなかなか見えない。一国の基本を
定める根本法は憲法だ。03年刊の『北朝鮮憲法を読む』(リイド社)を開く。

著者の翻訳家・保田剛さんによると、98年の改正で序文が付けられた。「朝鮮民主主義人民共和国は、偉大な
領袖(りょうしゅう)金日成同志の思想と領導を具現したチュチェの社会主義祖国である」と書き出される。

「金日成同志は、『以民為天』を座右の銘とし、常に人民と共にあって」との一節もある。中国の古書に「王は
民を以って天と為し、民は食を以って天と為す」とあるという。「つまり、古来より、為政者にとって最重要課題は、
『国民を飢えさせることなく、食べさせること』にあった」

北朝鮮の飢餓問題が指摘されて久しい。時に伝えられる都市や農村の写真などを見ていると、素朴で穏やかな
表情で写っている人々の奥に、もの言えぬ人々の気配がある。

国民は、自国が何をしているかも、世界からどう見られているのかも知らないのだろう。この国には、国際的な
約束を破ってミサイルの発射を命じた者たちがいる一方で、耳目を閉ざされた人の群れがある。

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さすがに今回の事態は庇いきれないらしい。
>この国には、国際的な約束を破ってミサイルの発射を命じた者たちがいる一方で、耳目を閉ざされた人の群れがある。
そんな国を、金正日が拉致を認めるまで手放しで擁護していた新聞があったけどな。


どうでもいい事かも知れんが、こんな時に引用で約半分(全6段中3段)も文字数稼ぐって何考えてんだか。
>>868に比べて今回は書き甲斐のない事件ですかそうですか。