やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その69

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836文責・名無しさん
2006年(平成18年)4月13日 木曜日 朝日新聞 国際面

特派員メモ◆ソウル 懐かしき日本

 ソウルにある日本大使館公報文化院の図書室は、朝から日本の新聞や雑誌を読みに来るお年寄
りでいっぱいだ。音楽情報室もあり、演歌から最新のポップスまで無料で聴くことができる。
 「北島三郎や美空ひばりの歌は迫力があり、大好きです」と78歳のAさんは言う。週数回、地下
鉄に40分ほど乗ってやってくる。日本の植民地時代、小学校で日本語教育を受け、戦後は英語教
師として高校の教壇に立った。日本語で取材に応じ、「新聞に名前を載せたら絶対だめだよ。韓
国ではまだ、いろいろ言う人がいるからね」と念を押した。
 ソウル近郊に住む87歳のBさんからは「年のせいでしょうか。昔のことをしのぶ時間が長くなり
ました。若い頃に耳慣れた日本の歌を聴くのが楽しみです」と、日本語できちょうめんに書かれ
た手紙をもらった。日本の旧制高校に通った。「お国には寮歌のCDがあるそうですね。手に入れ
て欲しいのですが」
 午後になると文化院では、放課後の高校生たちが中島美嘉を聴きに来る。青春時代に親しんだ
音楽を懐かしむのは、人間として自然な感情だろう。でも「あの植民地時代がよかったですか」
と尋ねれば、肯定する人などいない。
(桜井泉)
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本スレ>>328にも登場した、桜井氏の外信コラム。
名前の字面は可愛らしいけれど、1954年生まれのおいちゃんです。