2/2付け読売新聞山形版「気流」より。
ゲームしすぎ 感性育つか心配
パート 佐生 綾子 39 (静岡県下田市)
最近、歩きながら、また自転車をこぎながら、ゲームをしている子供の姿をよく見かけます。
私は、その姿を見るたびに、日本の未来に危惧の念を抱きます。
娘をスイミングプールへ連れて行った時のことです。待ち時間におしゃべりに夢中になっている母親の目の前で、
子供はゲームに興じていました。私はこんな構図が大嫌いです。子供の一人が、公共施設のコンセントに
自分のゲームのプラグを差し込み、ゲームを始めた時はびっくりしました。
私は、息子が外に出るときにはゲームを持たさないように努力してきました。感性を育てるせっかくの機会を
ゲーム機によって奪われたくなかったためです。ゲームを買い与えた後で規制が十分出来ないのなら、
初めから与えないほうが良いと思います。
このままでは、「花を見たらきれいって言うんだよ」と、そんなことまで子供に教えることが
必要になってくるのではないでしょうか。そう思わずにはいられません。