やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その67

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467文責・名無しさん
>>460
相互理解求め「反日」(後編)

 中国では今、市民も政府に対日強硬策を求める。「反日なら何でもよし」の
雰囲気が広がる。一昨年にはサッカー・アジアカップで反日感情が日本チーム
にぶつけられた。昨年4月には北京や上海などで大規模な反日デモがあった。
尖閣諸島の領有権を主張する「中国民間保釣連合会」会長の反日活動家童増
(トンツォン)さん(49)は「政府が抑えつけない限り、デモはまた起こる」
という。
 一連の現場に身を置いてきた私は、彼らから敵意と恐怖さえ感じた。そう指
摘すると馮さんはちょっと考えて「残念だ」と言った。
 馮さんに対して人々が抱くイメージと、馮さん自信が考えている自分の姿と
は明らかにギャップがあるようだ。
 中国では日本人と言えば、ニュースで繰り返される靖国参拝や抗日戦争のド
ラマの印象が強い。画一的な日本人像への反発がネットを通じて増殖する。日
本への敵意を膨らましている扇動家の一人が馮さんだと、多くの人が考える。
実際、北京でのデモの際にも、若者に対する影響力を警戒する公安当局によっ
て馮さんは外出を止められてしまった。
 しかし、彼自身は極端な反日に違和感を感じると言った。「青春時代を過ご
した日本と日本人を、私が嫌いになれるわけがない」。北京のデモでは参加者
の行為が過激すぎると感じ、諭そうとさえ考えたという。
 彼は今、愛国者同盟のサイトに「普通の日本人」を紹介したり、日中の若者
らが交流したりするコーナーを計画している。日中関係の基礎には相互理解が
不可欠であり、自分の反日行動もそのための一つの手段だと信じているようだ。
「日中の壁を壊して、わだかまりなく日本とつきあえるようになりたい」と屈
託なく話した。(塚本和人)