朝日の基地外投稿 第138面

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372文責・名無しさん
12月2日高知新聞投稿欄「声 ひろば」
倦む日々送る人 今は多いのでは
大林和弘(22歳・大学生、高知県高知市)

 最近私がよく見るブログ(ホームページ風の日記)に「世に倦(う)む日日」というブログが
ある。知性的な文章と旺盛なジャーナリズム精神で、政治を中心に本や映画の批評をしている
ブログだ。
 私がこのブログを気に入った理由の一つはそのタイトルにある。「倦む」という言葉の意味は
「いやになる。あきる。退屈する。あきて疲れる」(広辞苑)とある。どうしようもない政策と
、あきれたニュースばかりが繰り返される陰鬱(いんうつ)な日々。この「倦む」という言葉は
、そういった現実と真剣に向き合いつつもそれを嫌い、疲れ果てた筆者の心情をうまく表現して
いる。
 今、そんな「倦む」日々を送っている人は、かなり多いのではないだろうか。
 幼い命がある日突然残虐に奪われ、十代の青年が信じられない動機で凶悪な事件を起こし、
乗客や顧客の安全を無視した効率化と経費削減が企業で叫ばれ、偽装・裏金・献金・隠ぺいと、
その背後に政治とカネの関係が見え隠れし、為政者たちはアメリカ政府の言うがまま国の将来を
もてあそんでいる。この何もかもが壊れかけた世の中で、何も「倦む」ことのない人が果たして
どれくらいいるだろうか。
 もうじき毎年恒例の今年の漢字が発表される。去年は「災」であったが今年の字は何であろう
か。「倦む」ことの絶えなかった私には、あまり明るい字は浮かんでこない。
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私は大林君の投稿に倦んでました。