>>199 (つづき)
(八木)なぜ西本願寺がこのような左翼色が濃い主張をするのか。実は、この教団には
「基幹運動」という同和問題絡みの運動があって、公式には教団自ら「部落差別をはじめと
する社会の差別構造をいまだ克服し得ず」という認識に至っているんです。そのために
教団自身が、一部の運動団体の「指導下」に置かれ、その意向に添って政治運動せざるを
得ない事態に立ちいっているわけです。
さらに、信仰の深さはどれだけ社会運動に邁進しているかによって示される「信心の社会性」
という理念を掲げることによって、宗教と政治運動の区別が曖昧にされ、末端の僧侶や一般の
門徒を手足にして政治運動が展開されています。ちなみにこの「信心の社会性」は、もともと
同派教団の広島県安芸地区と備後地区、そして部落解放同盟広島県連との三者で構成する
「同朋三者懇談会」が言い出したものだそうです。
(新田)広島の教育を歪めた、いわゆる「八者懇談合意」とまったく同じ図式ですね。同和団体
が関与するようになってから、本願寺派が奇妙な政治運動に奔っているのはたしかなよう
ですね。そもそも同和地区住民の八割が浄土真宗門徒だと言われています。
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ではなぜ、これほどまでに同和団体の影響をうけるようになったのか。(中略)上記の本では、
それ以外に、浄土真宗そのものが、同和団体に「弱み」を握られているからだと、
さらに指摘している。
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(新田)浄土真宗は、当初は他の仏教が相手にしなかった人々をも救おうという意図だったの
かもしれませんが、同和地区の信者を抱え込んだあとで差別戒名*1をつけたりするように
なりました。(中略)全宗派が過去帳、戒名、墓石について調査したら、浄土真宗でも多くの
差別的な表現が見つかった。(中略)とにかく、そのことは同和団体に対する真宗の決定的な
弱みになってしまった
http://d.hatena.ne.jp/drmccoy/20050926 http://kyuuri.blogtribe.org/entry-07d7c5dbc75de908a154997bab0fd072.html