58 :
北斎漫画 ◆XoZX4w02Ig :
「『ミスターK』に改題せよ」
那智 文江(保育園園長 59歳 東京都)
いま子供たちに『レインボーマン』なる番組が大人気だという
ので、試しに観てみることにした。番組の内容を簡単に説明する
と、反日感情を抱く「ミスターK」なる謎の人物と、彼を中心と
する「シネシネ団」なる映画愛好市民団体が、硬直し腐りきった
日本社会を破壊しようと活躍する物語である。
ミスターKの正体が何者であるかは明らかにされていないが、
明らかにアジア系とわかる顔立ちと、Koreaの頭文字であるKを
名乗っていることから考えて、戦時中に日帝の残虐非道な行為に
苦しめられたアジアの人々を象徴する人物なのであろう。
そのような人物が、過去の侵略行為への十分な反省と謝罪すら
無く、いままた平和憲法を破壊して侵略と戦争への道を歩まんと
する日本の社会に対して、限りない憎悪と敵意を抱くのは当然の
感情の発露といえる。
暴力と破壊行為を無条件に肯定するつもりはないが、キャッツ
アイでどれだけの日本人が狂い死ぬことになろうと、偽札で日本
経済が転覆しようと、寄生虫卵入りのキムチで免疫力がつこうと、
それは日本人が受けなければならない罰なのであり、その事実を
自覚して初めて、日本人にも生きる資格が得られるのである。
そのことをよく理解しているからこそ、子供たちは番組に熱中
し、ミスターKを応援するのだろう。日本とアジアが真に友好的
な関係を結べるのは、彼らが社会の中心を担う時代かも知れない。
ところで、この番組が敵役であるレインボーマンの名を題名に
しているのは問題だ。主人公のミスターKではなく、レインボー
マンの方を正義の味方と錯覚する視聴者がいないとも限らない。
かつて『宇宙猿人ゴリ』が『スペクトルマン』に改題されたよう
に、この番組も『ミスターK』に題名を改めるべきだ。