朝日の基地外投稿 第136面

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935文責・名無しさん
11月18日 朝日新聞「声」 富山版

国際化の一歩安重根を知る 
大学生 簗田 晃子(千葉県柏市 21歳)

夏休みの9月、大学の比較文学のゼミでソウルの高台にあある安義士記念館を訪れた。安重根は、日本による朝鮮民族支配に反発して伊藤博文をハルピン駅で暗殺した。その罪で処刑された。韓国では民族の英雄だが、日本ではそれほど知られていない。
実は私自身、高校時代は安のことをよく知らなかった。今回、「せっかくソウルにいくのなら、記念館にぜひ寄りなさい」と大学の先生に勧められ、ゼミのみんなで立ち寄った。
展示は印象的だった。安の等身大のろう人形が、監獄のジオラマに入っていた。獄中で日本の官憲と交わした手紙が展示されていた。志の高さに官憲が敬服したそうだ。
帰国して、安について両親や祖父母に尋ねてみた。父方の祖母は、伊藤が安に暗殺されたことを知っていた。だが、父は知らなかった。私が説明すると、父は「伊藤のような人物をお札に使うなんて間違っている」と話した。
新学期には、植民地下の独立運動である三・一運動について私が調べ、授業で発表した。日韓両民族の歴史を学び、知ることが国際化の第一歩だと思う。