>>526 福井氏のオピニオン概ね賛成できるんだけど
9条を捨てようとしている日本=好きな女の子が出来て、今まで慣れ親しんできた玩具をダサいといって
ポンと投げ捨てちゃう思春期の少年にありがちなヒステリーに近い状況。平和主義という玩具は意外と
よく出来ている ってところに首を傾げてしまった。最も自分の読解力がないせいかも試練が
憲法ってなに? 自民党案を読む〜第9条 「自前の広範な盾必要」 福井晴敏さん(作家)
「亡国のイージス」では、ちょっと誤解を与えてしまったなっていうところがあるんです。劇中では、北朝鮮工作員と
反乱自衛官に乗っ取られたイージス艦に、追走する自衛艦が沈められちゃう。「我々、自衛隊は先に撃てない」と
言って。
あの場面が余程ショックだったらしく、みんなその先を余り覚えていないみたいなんです。俺が見て欲しかったのは
その後の「撃たれる前に撃つ。それが鉄則だ」という主張と、「撃つ前に考えるのが人間だ」という主張のぶつかり合い。
劇中で「撃たれる前に撃つ」って言っていた若者は、「撃つ前に考えるのが人間だ」って言う主役の先任伍長の
言葉を聞いて、人間的に応答した結果、工作員に撃たれてしまう。
じゃあ、その若者は馬鹿だったのか。馬鹿だと思う人はおそらく一人もいないでしょう。そこに込めた思いが
思っていたほど伝わっていないなって。ただ、軍備も戦争も永久に放棄することを、俺は考えているわけではない。
完全非武装というファンタジーで国は支えられない。絶対こっちからは撃たないし、最初の一発は我慢する。
平和国家を名乗るには覚悟がいるということです。(つづく)