9月29日「声」大阪
大相撲の国歌子どもも疑問(山本昌子・京都・38歳、主婦)
秋場所の千秋楽を子どもたちとテレビで観戦した。取り組みはもちろんだが、
「この国の国歌はどんなんかな」と、出身国の国家にも子どもたちは興味があった。
愛知万博を訪ねて外国への感心が高くなっているのだ。
朝青龍の優勝が決まり、表彰式。国歌斉唱。流れたのは「君が代」。
ここで小学5年生の長男の疑問が爆発した。
「朝青龍、モンゴルの人やんなあ。なんでモンゴルの国歌は流れへんの。
日本の国籍にならはったん。優勝した人のために流れるのと違うの。どんな気持ちなんやろ。」
「ほんまやな」と相づちを打ちながら考えさせられた。国技ゆえに伝統を重んじねばならないし、
オリンピックとは違う。けれど、と思った。
翌26日の社説に「出身国の国歌でたたえることも考えたらどうか」とあった。
賛成だ。