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文責・名無しさん:
中国新聞 声欄 平成17年4月8日
兵器描いた列車疑問
団体役員 湯谷邦彦44歳 東京都品川区
JR西日本が、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)の開館を前に、
在来線を走る電車の車体に戦艦「大和」をデザインしたラッピング電車を
走らせている。
偶然この電車を見た私は、「平和都市ヒロシマになぜ?」と目を疑った。
電車に描かれた軍艦や戦闘機は不気味だ。そこから連想するのは、
太平洋戦争をはじめ、多くの戦闘で命を失った人々の思いだ。
この科学館は、市制百周年を迎えた呉市が「子供たちに過去の科学技術の
すばらしさを紹介するために開館する」という。しかし、どうも合点がいか
ない。
開館趣旨もさることながら、電車の装飾に七百万円もかける呉市。
電車の車体に大きく描かれた大和を見て、悲惨な戦争を体験した人々は
何を感じるであろうか。この宣伝を被爆都市ヒロシマで行う発想と、
それを無償で受けたJR西日本の無神経さを疑いたくなる。
今年は敗戦六十年。平和都市ヒロシマを発信することが市民の
役目だと考える。私はヒロシマで大和の電車が走ることを少しも誇りに
思わない。いや、むしろ恥ずかしくさえ思う。呉市の科学館の宣伝
だからといって、過去の悲惨な思いがもてあそばれていいという
ものではない。
何で東京の奴が中国新聞に?と思ったら
団体職員ってこいつJR総連なんだな。(w
大和の絵といっても、ヘナヘナのガキの落書きみたいなんだが。
同じ広島で走っている童謡詩人金子みすずのラッピング電車のほうが
よっぽど神経を疑いたくなるような不気味さだよ。