まだまだ引っ張る西日本
1月26日 こだま欄わかもの特集
「憲法9条は盾 改正を許すな」
荒木 裕子=17(福岡県宇美町・高校生)
先日のこだまに掲載された「憲法改正すべき」という意見に私は賛成しない。
何があっても、たとえ、日本人が犠牲になっても、第九条は改正すべきでないと思う。
大切な人を失っていないから言えることかもしれないが、殺されたから殺し返して
いいという理屈は通らない。戦争はただの大量殺人だ。憎しみの鎖は誰かが断ち切らな
ければならない。私は、それが日本でもよいと思う。いつだったか米国人が日本は
偽善だと言った。私は偽善でもいいから平和を願いたい。
クレージーセンチュリーは終わったはずだ。それなのに戦争は終わらない。
日本人にも犠牲者がでている。香田証生さんが亡くなったときテレビの前で号泣した。
それでも私たちは「許さ」なければならない。そうでなければこの悲しみの連鎖は
終わらないだろう。敵でも味方でも人の死は悲しい。第九条が日本の盾だ。
私は第九条こそが日本の国宝だと思っている。