やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その53

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209三者三論
海外から見た派遣延長

朴チョルヒ氏(漢字が出せんかった) 韓国ソウル大助教授
イラクには、韓国も3600人の大部隊を派遣している。荒廃したイラクの復興に、韓国や日本の部隊による現地の活動が役立っていることは否定はできない。
だから、自衛隊の派遣の是非そのものに関しては、韓国ではあまり議論が起きていない。しかし、日韓両国の状況を比較した場合、その意味合いや文脈は
大きく異なる。
韓国は、北朝鮮の核問題をはじめとする北東アジア安定のために米国の信頼を勝ち取る必要性があった。まだ同盟関係が不安定な米国と一緒に歩むという
意思を見せるために派兵したと言っても良い。派兵の制度的な制約はなく、韓国憲法にも元々、海外派兵を前提にした条文がある。
日本は、すでに強力な「世界の中の日米同盟」を築き、昨日今日の仲ではない。特に9・11同時テロ以来、対テロで米国に同調することを日本は明確に表明し、
米国も大西洋側では英国を、太平洋側では日本を同盟の中軸と位置づけている。日本がイラクに派兵しなくとも米国との同盟関係は揺るがないだろう。一方で
、自衛隊の行動には憲法や法律で厳しい歯止めがある。
しかし、日本の派遣までの過程をつぶさに見ると、奇妙な点が目に付く。ひとつは派遣あるいは派遣延長が先にありきで、国会も政党も、理屈は後から付けて
国民に形良く見せるだけなのでは、との思いが消えないことだ。
防衛庁長官や与党幹部が現地を訪問しても、実際に見て判断するわけではなく、すでに決まっている政府方針が覆されることはないだろう。
もう一つは、行動が厳しく制限される自衛隊の行動をめぐる議論が、綿密なようで肝心な点をつめいていないことだ。例えばサマワが本当に戦闘地域でないのか
どうか、周囲を守っていたオランダ軍が撤退した後もテロの危険性は高まらないのか、なぜ延長が半年ではなくて1年なのか。

続く
210三者三論:04/12/10 11:33:03 ID:D3LURJBh
韓国内では、自衛隊の派兵や延長を小泉首相の靖国神社参拝や教科書問題と絡めて、日本の右傾化や軍事大国化と受け取る向きがある。
戦後から湾岸戦争までの、平和的な「55年体制」を基準とし、そこから右側にはみ出たものは「軍事大国化」「戦前への回帰」とみなすイメージが残って
いるからだ。
私自身は、そこまで疑ってはいない。確かに保守化はしていると思うが、戦前のように右翼勢力が支配し、民主主義を捨てたわけではないからだ。ただ、
今、この種の重要な問題で日本から反対を唱える声が聞こえてこないのは不思議なことだ。数年前と比べても、「国益とは何か」と問いかける声が小さく
なっている。反対を言い出せない、黙っていると賛成とみなされる――。こんな「沈黙の螺旋」に陥っている気がする。
最大の問題は、日本が国内外に対する説明能力や責任の透明性が足りない点だ。謙虚さを失って行動が先走る。他国が何か言えば「内政に口を出すな」
という態度あれば、周辺国家にとっては不安をあおることにつながる。
再選されたブッシュ政権は当面、イラクに専念せざるを得ないが一段落すれば、今度は北朝鮮に目を向けるだろう。その時、米国が強硬な態度に出れば、
韓国は防ごうと主体的に動くだろうし、日米韓の協力関係を維持するためには日本が米韓のギャップを埋める必要がある。イラクの延長線上に北朝鮮がある、
という意味でも、日本の役割と責任は重い。


なんとも自己中なご意見ですな。あと2人の意見も派遣延長に否定的。三者三論ならひとりくらい賛成者の意見も入れるのが妥当なのでは?