今朝の東京新聞でぃす。
「朝鮮学校を明け渡したら私たちの行き場はどこに」
中学生 (東京都北区)
今、私たちの学校が危機にさらされています。
東京都江東区枝川にある朝鮮第二初級学校の土地の明け渡しをめぐって東京都が裁判をおこしているのです。
私はこれを聞いてまずびっくりしたし、なぜいまさらそんなことをするのかた思いました。
太平洋戦争で中止になった東京オリンピック(一九四〇年)の競技計画を契機に
現在地に強制移住させたのは東京都だったのに、いまさらそれを、明け渡せなんて。
これは多分、朝鮮学校をつぶすためにやっているんだと思います。でも、私たちから朝鮮学校を取ると、
私たちは行き場がなくなってしまいます。
民族教育を受けずに普通の子達と同じように日本学校に通うと、
自分はなぜ朝鮮人でなぜ日本にいるのか?
朝鮮語も話せないし、歴史も知らないのに、はたして朝鮮人といえるのか?
などと自分が何者かわからなくなってしまうのです。
そんなことがないように、朝鮮人としての誇りを持って、生きていくためにも朝鮮学校は必要なのです。
今も昔もかわらず日本では朝鮮人に対する差別がたえません。大学入学資格の問題やチョゴリの事件もそうです。
しかし、最近では私たちといっしょに歩んでくれる日本の方々もたくさんいて、とても心強くなりましたが、
まだ政府の方が強いようです。もっとたくさんの日本の方々が味方についてくれれば…と思います。