やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その50

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803文責・名無しさん
『社説を語る―読者交流月間シンポ「言いたい!聞きたい!朝日新聞」』より、一部抜粋。

草野厚・慶応大教授:憲法改正について朝日はどう考えるのでしょう。批判はしているが
 スタンスはどこなのか。現行憲法を守ろうと読めなくもないが。

若宮啓文・論説主幹:もちろん朝日新聞は基本的に護憲の立場で、それは変わりません。
 では昨今、9条を断固変えるなとなぜ書かないのか、という質問かと思います。
  私は率直に言って、9条に自衛隊を書き込んで役割を明確に限定するという意見にも魅力を感じます。
 ただ、それには大前提がある。戦前をきちんと総括、反省し、ああいう時代は二度と作らないぞという
 けじめです。でも、そこが不明確なまま首相の靖国参拝が行われたり、復古的な議論が声高にされたり
 している。これでは朝日新聞が新しいものを出す状況ではない。それに、少し矛盾は感じても、
 9条には平和に思いを込めた宣言的な意味があります。我々も改憲論すべてを否定しないし、大いに
 議論していますが、けじめをつけずに看板を下ろすのは弊害の方が多いと思います。

草野:日中関係についてもあいまいです。完全引退した江沢民について、他紙は彼の愛国教育が
 サッカー・アジアカップの反日感情の背後にあると批判したが、朝日は控えめに少し。
 小泉首相の靖国公式参拝について批判するなら、同様に中国も批判しないと。なんでこんなに
 遠慮してるんだろうと思います。

桐村英一郎・論説副主幹:台湾の李登輝前総統が病気治療のため来日のビザを求めてきたとき、
 中国の反対にもかかわらずビザ発給は自然だと主張するなど、遠慮なく書いてきています。
 社会主義経済と一党独裁の矛盾なども指摘してきました。

若宮:中国や韓国には昔のことに責任も感じつつ社説も書いていますが、遠慮をしているつもりはありません。
 ただ、とくに中国の場合、まだ近代化や民主化のレベルで日本と大きな違いがある。そういう時に、
 同じレベルでワーワーものを言うのがいいのかどうか、という思いは私にはあります。
 ご意見はご意見として受け止めておきます。