やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その50

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交通違反「検挙」でダダこねて
「裁判所」で改心した朝日記者
(YomiuriWeekly2004.10.10より)

「交通違反で、自分を取り締まるのはおかしい」と警察官に難癖。
反則金は払わない。出頭命令も拒否して「裁判で闘う」と豪語。こんな困ったドライバーが、サ費新聞の記者。
で、初公判が22日開かれたのだが−。

「私は新聞記者だ! このことは記事にする!」−。
朝日新聞東京本社経済部記者の山田遣人(29)は、宮崎支局員だった昨年10月25日午前2時55分ごろ、夜間通行が禁止されていた市道を乗用車で走行。
取り締まりの宮崎北署員に検挙されると、そう叫んだという。
現場は、宮崎市の駅前商店街の繁華街「ニシタチ」につながるアーケードに挟まれた市道。
地元では「ハント族」と呼ばれる若い男女が深夜に車を並べ、窓越しの出会いを繰り返す場所として有名だ。
そのために、住民からの苦情が出て午前1−4時の時間帯だけ車両通行禁止になっている。
冒頭陳述などによると、この日、仕事を終えた山田被告は、同僚記者のアパートに向かうため、2台の車両を連ねて、その市道を通りかかった。
現場には、交通標識のほか、商店主らが設置した、同時間帯の通行禁止を知らせる看板が立っているが、それを無視して、そのまま通行。
同僚記者が、まず警察官に車を止められ、すぐに違反の事実を認めたのだが、続いて止められた山田被告は、頭に血が上ったようだった。
「あなた方はハント族の取締をしているのではないか。私たち一般人を取り締まるのはおかしい」と食ってかかり、免許証の提示を拒否。
反省している同僚にも、「違反キップに絶対署名するな」と叫び、警察官と押し問答に。
結局、山田被告は反則キップを受け取ろうともせず、再三の出頭命令ににも応じなかったため、宮崎地検に書類送検された。
通常なら罰金を納めればすむが、裁判まで起されたというのは、よほど悪質だったからだ。
62/2:04/09/28 15:07:12 ID:D/jmhWN6
「思い上がりというほかない」
山田被告は、早稲田大学政経学部卒。大学時代には柔道部に所属したスポーツマンだ。
1999年朝日新聞社に入社。山口支局を経て、2001年夏に宮崎支局へ。県政を担当した後は、県警担当。
キャップとして、交通事故の悲惨さも記事にしたはずだ。
しかし、検察から見れば、山田被告は単なる交通違反の”常習犯”。
速度違反の罰金刑が2回、シートベルト未装着2件、信号無視1件で、免許停止処分も2回受けている。
「以前にも、交通違反を認めず、県警と揉めていたことがあり、地元紙に気付かれ、しぶしぶ罰金を払った。
県警との衝突は、たびたびだった」(当時を知る記者)
というから、いささか血の気も多いのかもしれない。
さて、「通行禁止の是非を裁判で争う」はずだった初公判だが、山田被告は一転、借りてきたネコのような大人しさ。検察から「思い上がりとしかいいようがない」と一喝され、首をすくめるのだった。
「何が気に食わなかったのか。交通違反があっても検挙するな、ということか」
「現場の警察官に説教するだけして、単に見逃してほしかっただけではないか」
検察官の質問に、山田被告は、ほとんど答えられない。
さらに、
「捜査段階では、裁判をやることには上司の許可がもらえている、とおっしゃっていたようだが」
と突かれると、
「さらに上の上司から、止めなさいと言われました」
と消え入りそうな声。
警察幹部はあきれ顔で、こう言う。
「新聞記者である前に、一社会人としての常識を持っていただきたかった」
判決は、即日結審。24日の判決は罰金7000円だった。(宮崎支局 牛島康太)