「忘れてはいけない歴史の記念館」
韓国政府は11/12の国会決議で、日本軍慰安婦被害者の名誉と人権
を回復するため、政府が歴史館を建立するよう促す決議案を採決にかけ、
賛成182票、反対2票、棄権7票で通過させた。
(
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/11/12/20041112000077.html)
決議案は「国会は日本軍慰安婦被害者たちが歴史の証人として生存す
る間、名誉と人権回復のために最大限努力すること鮮明にする」とした。
これまでの日本政府は、被害者達が高齢であることをいいことに、
彼女らが鬼籍に入るのを待つかのように、ダラダラ、なあなあな対応に
終始している。事実、1937−44年の7年間に渡って、インドネシアに強制
連行され、日本軍の慰安婦を強制されたチョン・ソウン ハルモニ(お婆さん)は
今年亡くなった。また、17歳の時に強制連行されたと証言する黄錦周(ファン
クムジュ)ハルモニは様々なメディアに出て、14歳の時に慰安婦にされた
ことや、19歳の時に騙されて慰安婦にされたことなど、苦しい体験を
様々な角度から証言している。
我々が彼女らのために出来ることは何であろうか?
韓国政府が作る記念館を支援し、二度と同じ過ちを犯さないことでは
ないだろうか?そのためにも、日本の子ども達の修学旅行のコースに
この記念館を入れ、戦争の恐ろしさ、我々がしたことの恐ろしさを語り
つぐことが必要ではないかと思う。従軍慰安婦達は、そろそろ世代交代
の時期にきている。すでに戦後生まれの慰安婦も珍しくない。若者らしい
明るい素直な感性で、従軍慰安婦としての苦痛の体験を語ってくれるだろう。
我々も同様に、加害者として、代々贖罪の精神を引き継ぐことが必要であろう。
折りしも、今の日本は韓国ブーム一色である。この機会に若いハルモニ
に会いに韓国を訪れる人が増えるのを期待する。