四国版 5月12日付 声「悪用されること」
脅迫まがいの「覆面事件」 主婦 難/波/登/志/子(神戸市 43歳)
インターネット上の掲示板「2ちゃんねる」が問題になっている。
かつて私の投稿が他紙に載った後、この掲示板で、私に対する脅迫に
等しい内容の書き込みが続いた。
幼い頃から父親に「自己主張は一人で堂々と」と教えられてた。
十人十色で色々な意見があって当然だが、この書き込みについては
誰一人として自分の名前の掲載はなかった。匿名で批判や脅迫まがい
のことができるのは、インターネットならではと思った。
「覆面の意見」は正当な意見だとは言えない。ネット上の言論の自由、
表現の自由を盾にして発言者をかばうのは、紛れもなく自由のはき違えだ。
また、報道された大使館の爆破予告も、個人を名指しした放火の書き込み
なども、悪質な脅迫事件である。書きたい放題の「2ちゃんねる」の悪用を
野放しにし過ぎてはいないか。