【日朝帰還協定の調印】
・・・前略・・・
一方、韓国支持の団体が日本国内で帰還反対運動を企てる動きがあるといわれるのは、甚だ遺憾な事といわねばならない。
故国に帰りたいという個人の意思を政治的な理由で阻止する事は許されない。ましてや、再開された日韓会談で、韓国側が北朝鮮帰還問題を取り上げようとする意図が
仮にあるとすれば、人道問題と政治とを、混同することのはなはだしいものというほかはない。
朝日新聞社説 1959年8月14日
北朝鮮に希望をかける人は、全国3655箇所の日赤帰還窓口に帰還申請し
「新潟−北朝鮮定期航路」の帰還船に乗りこむことになる。
だが、帰還業務は店開き早々から「帰還案内」でゴタつき、まだ一荒れも
二荒れも 来そうな雲行き。
「意思再確認」などを協定違反と主張する朝鮮総連は「帰還案内」の撤回を
要求して 登録ボイコット中。
朝日新聞社説 1959年9月28日
日本からの帰国者を迎えた北朝鮮は今沸き立っている。
貧しい故に、一家バラバラだったのが、一人の子供が頑張り抜いて家を再興、
よその家で肩身狭く、貧しく暮らしていた兄弟を引き取った喜びだ。
朝日新聞社説 1959年12月26日
【北朝鮮を洗う「二つの革命」】
キーセンの平壌でもなく、頭に何か長いカンムリのような帽子を被って
有産階級の老人がゆうゆうと釣り糸をたれる大同江でもない。
貧しい一家が食えなくて満州や日本に流浪していく朝鮮でもない。
それどころか、日本で貧しく、肩身狭く暮らす朝鮮同胞はそっくり引き取って
生活の保障し、いっしょに働こうとしている北朝鮮だ。
朝日新聞社説 1960年1月9日
あとこの辺も参照↓
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h9/jog008.htm