やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その39

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105文責・名無しさん
朝日新聞西部版 24日付文化面
「変わる女性のエロへの恐れか 新宿ホストクラブ看板撤去」

 東京のJR新宿駅東口近くに6枚あったホストクラブの大型看板が1月から次々と撤去され、残り3枚と
なった。看板管理者によると、今月末にはすべて撤去される予定だ。不愉快な看板は世にいくらでもあ
るが、「撤去」というおおごとになったのはなぜか。背景を探った。(竹田さをり)
 新宿区危機管理室によると、発端はたった1通の投書である。昨年8月、「ホストの看板は何とかなら
ないか」という内容だったという。さらに「そのころ治安対策担当の竹花豊・東京都副知事が就任のあ
いさつに中山弘子区長を訪れ、翌月には歌舞伎町の視察もし、『問題だ』となった」。
 新宿区役所は看板を管理するJR系列会社に連絡、あっという間に撤去を求めることになった。
 だが、「問題」の中身についての危機管理室の説明は「歌舞伎町に100店ほどあるなかには、路上で
の勧誘などあやしい店もある」とあいまい。「看板を出していた店が違法な営業をしていたという事実
は聞いていない」と認めている。

(つづく)
106文責・名無しさん:04/03/24 09:08 ID:AGQKoE6F
(つづき)

 撤去に応じた愛田観光の愛田武社長は「『公序良俗』に配慮して、来店を誘う内容にはせず、性的
イメージは極力排したのだが」と話す。看板は人気ホスト数人の顔写真を並べて「ホスト募集!」と
うたっただけだ。
 これらの大看板が急増したのは昨年夏ころから。愛田社長の「愛本店」は、はとバスの観光コース
にもなっている。
 「ホスト募集!」の文言に加えて、「この看板を新しい待ち合わせスポットにしてください」と書
いた大看板も現れた。ホスト・客ともに勢いづいていたという。
 JR新宿駅近くの看板を管理する会社は「男性客相手の店も断っている」と話している。だが、今回
の撤去の背景には「女性向け」の急成長ぶりに危機感を感じるむきがあったのでは、と性とフェミニ
ズムに詳しいエッセイスト、北原みのりさんはみる。「地下鉄の駅には、バニーガールや半裸に近い
女性の広告がはってあるのに問題にもならない。なぜホストなのか。女性のエロに対する男性の憎悪
を感じる」
 女性が自分のエロを実践すれば、そこには自由な風が吹く、と北原さんは言う。「女性向け風俗の
台頭という、女性の性の変化に強い不安感をもつ勢力がいて、ちょっとしたことでもたたく口実にす
るのではないか」とも分析する。
 大卒や元公務員の人気ホストが書く小説を手がけている河出書房新社の編集者、太田美穂さんは
「真っ当な店は、風営法の許可を得て、お洒を飲んでおしゃべりするだけの大人の社交場。私は、そ
ういうホストクラブは新宿の文化だと思う」。
 「治安の問題児」か、「新宿の文化」か。撤去の後しばらく空白だったスペースには、近くの商業
ビルの広告など「健全」な看板が立ち始めている。

(おわり)