中日新聞・東京新聞こそ電波!! その12

このエントリーをはてなブックマークに追加
74文責・名無しさん
夕刊5面 社会時評

『北朝鮮観光』 日垣 隆 (作家、ジャーナリスト)

 想像していたよりずっと北朝鮮は平和だった。
 近年、この隣国について日々大量の、かなり偏った報道が日本ではなされてきた。
おかげで私のイメージのなかの北朝鮮は、拉致問題など誰も知らず、軍事的緊張感であふれ、
相変わらず貨幣経済など成立しておらず、配給下で飢えに苦しむ人々であふれ、
崩壊寸前の状況にあるかのようだった。
 昨春のイラク行きの時にも確信したことだが、その国を短時間で深く感じるには、
観光旅行が一番である。ついでながら本当に病院や学校を再建したいのなら、
兵士ではなく大工をこそ送るべきだと私は思う。

(中略)

 かつては毎日三十回も聞かされた「偉大なる首領金日成同志と親愛なる指導者金正日同志」を、
今回は一度も聞かずに済んだ。国境警備隊ですら立ち話に応じてくれた。
拉致の事実は、軍人や警察官ですら「知っている」と答えた。
情報鎖国は、確実に解かれてきている。あの国には戦争を仕掛ける体力も軍事力もない。
逆に言えば、崩壊の日は直近ではない、ということになる。
 適度に勉強している旅行代理店なら、北朝鮮ツアーの専門会社を紹介してくれるはずだ。
不確かで偏った情報にふりまわされず、ぜひ自ら観光旅行に挑戦してみてほしい。
顔の見えない情報戦は、憎しみや不信感を募らせるだけだからである。

==================
昨日は韓国旅行の全面広告が載ったかと思えば、
今日は北朝鮮観光へのいざないですか。