やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その37

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666文責・名無しさん
在日同胞の「精神的糧」(その1)
朝鮮大学校教授 呉圭祥さん(55)
 在日2世。川崎市で生まれた。朝鮮大学校卒業後、同教員に。平壌の金日成
総合大学博士院にも7年間在籍。専攻は在日朝鮮人運動論。

−−朝鮮総連が果たした役割は?
 55年の総連結成は、日本共産党の強い影響下にあった「民戦」時代の運動を
在日朝鮮人自身のものに転換し、朝鮮民主主義人民共和国の海外公民として矜
持を持って生きよう、私たちの人生観を変える契機となった。在日朝鮮人の運
命にとって大転換点だった。
 南の李承晩政権(当時)は在日同胞に冷淡だったが、共和国は教育援助を送
り、私たちの境遇改善を求める声明を発表するなどしてくれた。在日朝鮮人の
多くが共和国を祖国と変えきずなを感じたのは、自然だった。
 それから半世紀。
 総連はまず、在日同胞が日本で生きてゆくために必要なシステムを作り上げ
た。本部・支部組織をはじめ、経済・文化・言論機関などを整備し、あらゆる
差別に対して闘争を展開していった。
 民族教育もその大きな成果だ。朝鮮学校の卒業者は10万人を超す。これなく
しては、私たちが朝鮮人としての誇りを持つことはできなかった。
 何より総連は、異国の地でハンディを背負って生きる私たちの「精神的糧」
を培ってくれた。総連がなければ、在日朝鮮人の日本への同化・帰化などは
もっと進んでいた。