姜      尚      中      伍 

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619文責・名無しさん
▼沖縄人を交渉に生かせ

 喜納は「日本人には、大きく分けて華人、朝鮮人、沖縄人、アイヌのDNAがあ
る。天皇制に降参したのが日本人だ。過去1年の日朝関係から、日本人は朝鮮人が嫌
いなのだと、あらためて明確に分かった」とし、「6カ国協議もいいが、なぜ日本代
表に多数派だけを用いるのか。沖縄人やアイヌ民族をなぜ交渉役に登用しないのか」
と注文を付けた。

 拉致問題に触れて喜納は、「拉致事件の被害者と家族らが流す涙と、朝鮮半島分断
で半島の人々が流してきた涙は同じなのだ」と指摘。拉致問題の解決と、半島分断の
原因となった日本の植民地支配の清算の両方が、日朝正常化に不可欠だとする立場を
示唆した。

 一方、姜は日朝正常化問題に関連させて、「自民党幹事長に就任した安倍晋三は、
北朝鮮に強く当たればいいと1年間言い続けてきただけの、政策能力のない小心な人
物にすぎない。すごい〈悪〉を自覚なしにやり、その責任を他人に転嫁する型(タイ
プ)だ」と、安倍氏をこっぴどく批判した。これは、同氏が先にテレビで「姜氏は北
朝鮮の代弁者だ」と決めつけたことへの反論だと受け止めることができる。

 続けて「北朝鮮は、たとえ日朝間で拉致問題が解決したとしても、核問題が解決し
ない限り、日朝正常化があり得ないことを知っている。日朝外交と6カ国協議をいか
に上手に連携させるか、外交の手腕が問われている」と、日本外交の弱点を突いた。

 また「日本人の政治的民度は低くないのに、マスメディアが低く、落差が生じてい
る」と、拉致問題で〈集団ヒステリー状況〉を作り出したメディアを批判した。喜納
は、「マスメディアにもいいところ、良心があるはずなので、その部分を喚起した
い」と付け加えた。              【筆者・伊高浩昭は、フリー
ジャーナリスト】


以上某所で見つけたもののコピーでした