□■□地方新聞社 電波社説・記事□■□

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192文責・名無しさん
高知新聞2003年2月2日14面より
  似ている
 「ブッシュ大統領はニホンザルに似ている」と、某氏がもらしたところ、
聞いた人がひざを打って「実は私も」。付け加えて言うには「それも温泉に
漬かっている時の感じだね」と。
 人では入れない熱い温泉に、のほほんと心地よさそうに漬かっている
ニホンザルを信濃路で見たことがある。密生した毛があるため熱さも凌げる
とのことだった。
 世界一の権力者たる米大統領を、なんぼなんでもサルにたとえるのは
失礼極まりない。だが、スキャンダルにまみれた過去の大統領でも聞かない話である。なぜだろう。
 国連の決議なしでも、単独で同盟国の勢力を率いてイラク攻撃に踏み切ると
繰り返し演説するブッシュさん。内外の厳しい批判もどこ吹く風の面持ちを見ると、
権力という分厚い毛をまとい、感覚が鈍っているのではないのだろうか。
それでは失礼ながら、容貌は論外として、似ている、似ている。
 国連を無視するとは尋常ではない。しかも一般教書で日本の名もちらほら。
まさか小泉さん、参戦を約束済みではあるまい。
 国会答弁「国連の審議を見て慎重に決める」とも矛盾し、国民を欺く答弁となってしまう。
 それとも「そんなこと大したことではない」ですか。
(延)
193文責・名無しさん:03/11/17 10:59 ID:eV2fs6lN
高知新聞2003年01月27日より
 ▼東京を火の海にするという表現があり、ミサイルに燃料を注入し始めたら
武力攻撃に着手したと見なすことができる。石破防衛庁長官が国会答弁で言
いたかったのは北朝鮮のことだろう。

 ▼「火の海」は北朝鮮が他国を脅すときの常套句(じょうとうく)だ。それに、戦
争を始めようとするときに、液体燃料を注入しなければならないミサイルとなる
と、周辺では北朝鮮しかない。ミサイルはロケットと違い、いつでも発射できな
ければならない。固体燃料が常識だ。

 ▼こんなロケットまがいのミサイルでも発射すれば飛んでゆく。物騒なことは
物騒だが、兵器としては三流品だろう。そんな兵器を、防衛政策の難題に見立
てるのだから、これも程度の低い答弁だ。それとも、この程度の大臣も大した
ことではないのか。

 ▼北朝鮮がいつもの調子で脅し、うっかりミサイルに燃料を詰めたりすると、
それこそ、北朝鮮が火の海になるかもしれない。日本攻撃の準備とみなして、
ミサイル基地を先にたたくこともできる、と石破長官らは答えているからだ。

 ▼この答弁は有事法制の露払いの役割がありそう。日本が外国の攻撃を受
け、自衛隊が防衛出動する事態での対応策を定めたもので、論議になっている
のが、実際に攻撃される前の、差し迫った状態まで対象としている点だ。

 ▼何をするかわからない北朝鮮の不気味さに目を向けさせ、防衛出動の間口
を広げておく。勘ぐれば、そんな意図も浮かんでくる。答弁の程度は低くても、政
治的には高等戦術かもしれない。
194文責・名無しさん:03/11/17 11:32 ID:0G33y6gh
>>193
warata
195文責・名無しさん:03/11/17 11:52 ID:seeLAAGh
>>193
高知新聞って地元ではどんな扱いなんだろう?
視点が完全に北方向にあるようだが。
196文責・名無しさん:03/11/17 19:37 ID:lQMtprY/
>>195
高知の新聞市場をほぼ独占していますが何か?
197文責・名無しさん:03/11/19 03:44 ID:IQi29YqM
>>192-193
田舎の猿に新聞を委せるとこんな事しか書けないのか。
田舎にしがみつく猿共の知能がはっきり表れてるねW
猿でない市丼の方々には、誠お気の毒と云うしかない。(T_T)
198文責・名無しさん:03/11/19 04:04 ID:8fq4epsD
と、猿が言っています
199文責・名無しさん:03/11/19 05:11 ID:IQi29YqM
てめえの暮らす山が猿の世界の全てなのさ♪
200文責・名無しさん:03/11/20 19:36 ID:8BafwMnZ
高知新聞2003年11月20日14面より

T被告

道路公団の前総裁にならって、政治家の名前をイニシャルで書く。
秘書給与詐取問題の元衆院議員のT被告に少し前、羽田空港でばった
り会った。J党の総裁選直後の、A幹事長が誕生したころだった。
国会質問でK首相を「ソーリ、ソーリ」とやりこめることの多かった
彼女だ。取材で知った「現役」のころのパンツルックではなく、ジャン
パースカート姿で帽子を目深にかぶり、保釈中の身の上がうかがわれ
た。「なんでこんな目に遭わなあかんのやろ」。待合のソファでふと見
せた弱さは、かつては表に出さなかったものだ。
それでも、得意分野の市民活動や政局の話をしているうちに、歯切
れのよい口調が戻った。別れ際に言ったのは、「Aらがきっと、(私の
問題の)次は何をしようか話し合ってるで」。百鬼夜行の永田町。そこ
で“つぶされた”彼女の言葉だけに、胸がぞわっとする感じが残った。
201文責・名無しさん:03/11/20 19:37 ID:8BafwMnZ
先の総選挙、彼女の所属するS党のD党首が小選挙区でJ党の新人
に敗れ、党首辞任に追い込まれた。北朝鮮拉致問題への対応をめぐり、
拉致家族を街頭に立たせるなど、A幹事長らJ党側からの批判キャン
ペーンは徹底されていた。
こうして護憲のシンボル的存在のD党首は表舞台から去り、改憲の
先鋒のA幹事長らJ党タカ派の思惑通りになった。彼女の言葉がいま、
胸の中で重たくよどんでいる。
(希)

辻本清美(いや、あくまで“T”か?)
「なんでこんな目に遭わなあかんのやろ」

「なんでこんな目に遭わなあかんのやろ」

「なんでこんな目に遭わなあかんのやろ」


北朝鮮拉致問題への対応をめぐり、拉致家族を街頭に立たせるなど、
A幹事長らJ党側からの批判キャンペーンは徹底されていた。

こんな事実あったけ?拉致家族が街頭に立ったのは石原三男の対立
候補(民主党)を応援するためじゃなかっけ?
202文責・名無しさん:03/11/20 19:48 ID:cjiR7Tqw
団塊から1960年代半ば生まれあたりまでは、
サヨクの洗脳が強固な糞世代だから、
もうちょっと下の世代が実験を握るまで、
トンデモ社説が楽しめそうですな。
203文責・名無しさん:03/11/20 20:55 ID:P++MsjHb
下の方の境界は下げすぎ。1961生だが右保守だし廻りにもドサヨはいなかった
敢えて言えば無関心かも。
204文責・名無しさん:03/11/24 15:55 ID:go1sYih7
あげ
205文責・名無しさん:03/11/29 10:56 ID:EUciq+wP
あげ
206文責・名無しさん:03/12/01 16:50 ID:Ut3BiR0g
>>>197
そのサルから見ても絶対におかしい田舎の三文記者をしっている
207文責・名無しさん:03/12/05 17:55 ID:y7lSandk
あげ
208文責・名無しさん:03/12/07 17:02 ID:gRTLj+Co
保守
209文責・名無しさん:03/12/10 11:51 ID:+14TDy0c
四国新聞12月10日付・一日一言

 あなたに期待したのは戦争する国ではない。テロに怯えて周囲を疑う国でもない。あなたに期待したのは
規律を失った政官財の大掃除だった。小泉さん、あなたは勘違いしている。
 あなたの二年八カ月を振り返り、その私心のなさはよくわかった。人の心を打つ言葉選びの才も、細心かつ大胆な策略も、
窮地に追い込まれて光を放つ逆転の才も歴代総理の中では群を抜いている。
 国民はその異才が国家の深奥に巣くう亡国の徒を一掃するために使われることを期待した。「自民党をぶっ壊す」
なんて宣言を信じはしなかったが、このままではあなたは自分の党より先に国をぶっ壊してしまいそうだ。
 しょせんはひたすらに富を奪い合う欧米列強の争いに巻き込まれ、ついには原子爆弾の悲惨を体験した
世界で唯一の国が、その数百万人の犠牲と引き換えに手にした「戦わない決心」は、決して生半可なものではない。
 それは英国の鎖につながれ、血を流し続けたインドを解放するため、打ち据えられても打ち据えられても、
非暴力の抵抗を続けたガンジーの決心にも匹敵する。殺さなければ殺すと言われて殺しても殺人に変わりはない。
 イラクに行っていけない理由は危ないからではない。撃たれても撃ち返さない決心がないからだ。撃たれればだれかが死に、
撃ち返せばだれかが死ぬ。それはやがて「新しい戦争」の理由になる。
 戦前の日本もそうして戦争に踏み込んだ。すべての戦争は自衛と平和の名の下に始まる。日本人の犠牲者は現在二人。
米軍により死亡したイラク市民はすでに二万人を超えた。国連からの要請もなく、あなたはだれを助けに行くのか

ttp://www.shikoku-np.co.jp/news/column/200312/20031210000088.htm
210文責・名無しさん:03/12/21 13:54 ID:f4YRY8ft
あげ
211文責・名無しさん:03/12/26 22:30 ID:EIrhhf2l

高知新聞12月26日投書より

日本はこれからどうなるかしら

20日付の本誌社説「ミサイル防衛システム」(MD)の導入は問題が
多すぎる、という意見に賛成です。
社説の真ん中に、安全保障会議でミサイル防衛導入を決定して首相
官邸を出る統幕議長らの“してやったり”というような写真が出てい
るのですが、まるで太平洋戦争当時の軍人たちの姿をみるようで、
震え上がりました。
これで日本は平和憲法を持ちながら「専守防衛」を捨て「先制」へ加担
することになったのです。弾道ミサイルを迎撃するこのシステムは、
飛んでくるミサイルを途中で打ち落とすという途方もない計画で、
軍需産業が巨額の利潤を得るために考えだした計画としか思えません。
イージス艦の実験が成功したからといって、実戦と実験は天と地ほどの
違いがあるであろうことは、誰が考えても分かることです(ロケットでさえ
失敗続きです)。
米国の兵器システム専門家、セオドア・ボストルマサチューセッツ工科
大学教授は、「技術的には有効性はゼロ」と言っておられます。
41兆円の収入しかないのに82兆円もの予算を組んでいる借金大国日本が、
こんな有害無益なシステム参加のために血税を使うのかと思うと、
やりきれません。
米国の圧力には極端に弱い小泉首相が、言われるままにイラク派遣、
MD導入を定め、選挙民の半数は選挙権を放棄し、無謀な暴走を許している
のです。
「日本はこれからどうなるのかしら」―戦争末期に感じたと同じ不安が
広がってゆきます。
(72歳、女性)
212文責・名無しさん:03/12/31 13:04 ID:5hKB+Ta1
ハハハなんだこれ
213文責・名無しさん:04/01/06 21:25 ID:eLs+PoSI
あげ
214文責・名無しさん:04/01/18 18:26 ID:LhWi8MYD
福島民友 1月18日社説

報道規制の動き/情報を国民に提供する責務

 緊張、心配、疑問…。多くの国民の複雑な思いを背に、陸上自衛隊の先遣隊が
イラクの隣国クウェートに到着した。今月下旬には派遣予定地のイラク南部サマワに入る。
こうした事態の推移のなかで小泉純一郎政権のおかしな動きが目立つようになった。
ある意味では「報道規制」ともとられかねず、結果として国民の不安を増幅することにもなりかねない。
 石破茂防衛庁長官が先遣隊のイラク派遣命令を出した今月九日、同庁は在京の主な報道機関に対し、
自衛隊に関するイラク現地からの報道を「可能な限り控えるよう」申し入れた。続いて十三日には、
自衛隊の陸海空三幕僚長の定例記者会見を「廃止する」と一方的に提案した。報道機関側の抗議を受け、
提案は一時棚上げとなったが、全面的には撤回されていない。 
 イラク現地からの報道自粛要請は派遣隊員の「安全を守るため」という。政府がそれ以上のことを
説明しないので推測するしかないが、現地での派遣隊員の活動をこと細かく報道されてしまうと、
テロリストなどの「敵」に情報を与えることにつながり、隊員を危険にさらす恐れがある、という論理なのだろう。
 しかし現地での危険は報道機関も同じである。派遣隊員を危険にさらそうなどと思っている報道関係者は
一人もいないはずだし、各報道機関とも、自分の身を守るためにも、現地での取材、報道の在り方には細心の
注意をはらっている。それを承知のうえでの自粛要請というのは理解に苦しむ。
 きちんと説明しないと「政府のほんとうのねらいは、現地から政府にとって都合の悪いニュースが報道されるのを
できるだけ抑制しておくための情報統制ではないか」というような憶測が一人歩きする恐れもあるのではないか。
215続き:04/01/18 18:32 ID:LhWi8MYD
 防衛庁の申し入れは、ごく控えめに言っても、三つの点で納得しがたい問題がある。第一は、結果として
国民の目から真実を覆い隠すことになりかねない点だ。自衛隊のイラク派遣は目下、日本にとって
国内的にも国際的にも最も重要な問題である。派遣隊員が現地でどのような状況に直面し、どのように活動
するのか、国民はかつてなく重大な関心を寄せている。その国民の重大な関心にこたえるのは報道機関にとって
ごくあたりまえの本業であり、それを「控えろ」と言うのは、国民が知るべきことを知らせないつもりなのか、
と言われても仕方があるまい。
 第二は、申し入れの中身が漠然としていて、具体性を欠いていることだ。派遣部隊の行動計画や隊員の配置など、
安全に直接かかわる情報については、報道の自制もあるていど仕方がないかもしれない。しかし「隊員の生命
および安全に関すること」「その他、部隊等が定める事項」などと言われたのでは、報道の対象がすべて含まれて
しまう恐れもある。ただ「当局に従え」と言っているのと同じではないか。
 第三に「防衛庁の業務を阻害する報道」があったと(当局が)認めたときは「以後の取材を拒否する」としている点だ。
これはまったく納得しがたい。防衛庁に限らず、およそ公的機関にこのようなことが認められるのであれば、当局は
いくらでも恣意(しい)的に報道を統制していいことになってしまう。防衛庁に限らず、政府には(そして与党にも)
イラクでの自衛隊の活動に関して可能な限りすべての情報を国民に提供する責務がある。そうしなければ
小泉首相の言う「国民の理解」は、前提条件すら整わないはずではないか。
 このままでは、小泉政権は「人には言えない」ような理由で自衛隊をイラクに派遣し「人には言えない」ようなことを
させるつもりではないか、というような疑心暗鬼が国民の間に起きる恐れもなしとしない。
216文責・名無しさん:04/02/05 14:06 ID:Qq5xdWvJ
あげ
217文責・名無しさん:04/02/28 16:07 ID:RMIjzs1l
北海道新聞 http://www.hokkaido-np.co.jp/ 東奥日報 http://www.toonippo.co.jp/
岩手日報 http://www.iwate-np.co.jp/     河北新報 http://www.kahoku.co.jp/
下野新聞 http://www.shimotsuke.co.jp/   神奈川新聞 http://www.kanagawa-np.co.jp/
新潟日報 http://www.niigata-nippo.co.jp/  福井新聞 http://www.fukuishimbun.co.jp/
信濃毎日新聞 http://www.shinmai.co.jp/  京都新聞 http://www.kyoto-np.co.jp/
神戸新聞 http://www.kobe-np.co.jp/     中国新聞 http://www.chugoku-np.co.jp/
徳島新聞 http://www.topics.or.jp/      愛媛新聞 http://www.ehime-np.co.jp/
高知新聞 http://www.kochinews.co.jp/   西日本新聞 http://www.nishinippon.co.jp/
熊本日日新聞 http://kumanichi.com/    沖縄タイムス http://www.okinawatimes.co.jp/
琉球新報 http://www.ryukyushimpo.co.jp/ 赤旗 http://www.jcp.or.jp/akahata/
218文責・名無しさん:04/03/07 16:07 ID:nPEhJzLv
>>211
>弾道ミサイルを迎撃するこのシステムは、飛んでくるミサイルを途中で打ち落とすという途方もない計画で

何で途方も無い計画なんだ。ミサイルが落ちたら、人が大勢死ぬんだぞ。
219文責・名無しさん:04/03/08 01:30 ID:CA5fS9y9
落ちたら人が死ぬことと、計画が無謀なことは別問題だろう。
220文責・名無しさん:04/03/08 13:50 ID:yt4GoOUr
>>211
情報や論拠を新聞に依ると馬鹿になる見本だねこりゃ。
それにこの婆さん終戦時は13〜4歳か?
軍国マンセーしてた頃に言わず今更自分は他の連中とは違ってたと告って何の意味がある?
今も昔も叩かれないような事を選んでしか語れない婆さんこそ戦前の意識そのままなんだよな。
221文責・名無しさん:04/03/08 16:13 ID:hjSLeAiD
>>219
計画が無謀、だというソースは?彼らの何の軍事知識があると言うんだ。
何でもかんでも米国の陰謀にするのはやめるべきだ。
222文責・名無しさん:04/03/12 03:30 ID:Rbowm+0f
北大阪新聞って読んだことある人っていますか?
読んだことある人は感想をお願いします。
223京都新聞:04/03/29 13:02 ID:Rn73V8V7
京都新聞 2004年3月29日 月曜日
時代のキーワード
愛国 上
素朴な戦後理念を嗤う欲望
底なしの現実主義が蔓延
 「ニッポン!」の声援で沸いた日韓ワールドカップ(W杯)から二年。日本はイラクへの自衛隊派遣へ
と歩み出た。同じような「ニッポン」の掛け声が聞こえるわけではない。だが戦後日本が忌避してきた自
衛隊の海外派遣が、結局は大きな議論もなく静かに実現した。その背景にはどんな気分があるのだろう。
 「ネット上に『嫌韓厨』と呼ばれる連中がいる。韓国が嫌いな『厨房=中坊』、つまり『中学生ぐらい
の知識しか持たない坊主』の意。彼らは、何度も日本が謝っているのに謝罪を求める韓国はひきょうだ!
などと書き込む。それがW杯以降増え、『日本は素晴らしい』という気分に結びつく」と評論家の荷宮和
子が言う。
 ネット社会に横行するナショナリズム。荷宮は著書「声に出して読めないネット掲示板」で、「嫌韓」
「在日うざい」「これだから女は…」「低学歴、必死だな」などの「反朝日・反サヨ(左翼)」的な言葉
を挙げている。
 いわば戦後民主主義的な「韓国、在日、女性、学歴などへの差別批判」がきれいに反転した形だ。社会
学者の北田暁大は「『何となくナショナリズム』ともいうべき気分。思想の実質はどこにもなく、『愛国』
的な言葉を語る欲望だけが噴出している」と言う。
 昨年、雑誌「世界」に載せた論文「嗤う日本のナショナリズム」が話題になった北田。一九八〇年代のテ
レビから今のネットにいたるメディアの空間で、「お約束を嗤う内輪空間」が成立したと指摘。それがいつ
しか「嗤い」を媒介に、内輪のコミュニケーション形成が自己目的化する過程を分析した。
224続き:04/03/29 13:03 ID:Rn73V8V7
 戦後民主主義的な価値観が、なぜ「お約束」として笑いの対象になるのか。「彼らにとって
平和や民主主義といった理念は、学級委員のきれい事に過ぎない。自分たちを建前や絵空事で
はなく、本音を語るタフな現実主義者と考えたがっている」と北田。
 荷宮はそこに、社会に広がる「負け組」の不安を見る。「自分をひとかどの人物と思いたい
がため、自分より弱い存在をけなし強さを気取る。そこから露骨な差別主義、強い日本にあこ
がれる心理が出てくる。従来のような素朴な反戦思想を一言でも言えば、非国民扱いされかね
ない空気が充満している」
 社会の階層化に伴なう現実の希望のなさ。「平和」や「民主主義」といった理念は、この生き
にくい社会を生んだ“空念仏”にすぎないという意識が生まれていく。
 「最近リアリズムという名の下に、歴史や過去の由来といった大きな状況を切り離し、『今』
だけを見つめてよしとする思考が、日本のあらゆる局面を覆っているように感じる」というのは、
精神科医の香山リカ。
 香山は一昨年話題になった「ぷちナショナリズム症候群」で、若者が屈託なく「ニッポン!」を
叫んだW杯以降の「屈託も重みもない愛国主義」を指摘した。
 「私は日本で生まれたから日本が好きなのは当たり前とか、日本が攻撃されそうなら守るのが当
たり前―といった形を取る。現実主義というより、余りにも底のない正論で、議論にもならない」
 それは若者ばかりでなく、あらゆる層に広がる。例えばカジュアルな服装を好むが収入は多い、
新しい知識層。「彼らは一見、とても柔軟でスマートだが、自分たちとは異なる層への警戒心が強
く、安全の確保に熱心。はやり日本は強い国であって欲しいとか、他国にヘコヘコしていてはダメ
だという意見が、あっさりと出てくる」
 戦後社会が形作ってきた理念と、その歴史的な由来を、すべて切り捨てるところに生まれる“フ
ラットな現実主義”。「愛国」の気分の向こうに、今の社会の不確かさが見える。
(敬称略)
225名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/29 13:13 ID:qyDTdEw1
>>223
はっきりいうと、2ちゃん相手にムキになっている時点で
その報道局の負けだよ...
つまり、2ちゃんの影響力が大きくなって無視できなくなっている証拠。
必死に批判するんだけど、批判すれば批判するほど、2ちゃんは有名になる。
韓国批判を全て嫌韓厨で一まとめにして言論封鎖してるつもりだけど、
厨厨、って叫んでも、マスコミがこのことで
情報統制してきたことは、筒漏れ。
226名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/29 13:29 ID:N5GAWbQ9
嫌韓厨、って言葉自体、
韓国のこと批判されたら困る人たちが作り出して
勝手に2ちゃんで広めたんだろうが...
つまりだな、韓国批判を全て悪に仕立てるために作り出した言葉。
しかし、そんなことしても、韓国の問題点を論理的に解説した
コピペも一杯貼り付けてあるから、効果が無い。
逆に、嫌韓厨という親しみやすい言葉のおかげで、韓国の悪い部分を
いっぺん見てやろうと香具師が増えて、嫌韓が益々増大する結果になった。

今、2ちゃん以外のあめぞう型掲示板は、どこもかしこも、
時事ネタなどは、嫌韓まみれだよ...
ネットというのは、どこまでもリンク無しで、そういう世論が増殖する。

ネットが何を大きく変わったか...
それは、ネットとは、どんな人でも安易に情報発信できるために、
大多数派だったが声が小さく報道機関などでは力が無かったサイレント・マジョリティが、
ネットでは、数の力で圧倒的な力を得るに至ったこと...
逆に、それは、少数派だったが声がでかく報道機関に癒着しやすかった左翼文化人は、
無差別に情報発信できるネットの世界では、少数派でしかなかったということ。
227文責・名無しさん
>>223
信毎にも同じのが載ってたけど、読んでてくらくらしてきたよ。
過去や歴史を切り捨ててるのはいったいどっちだよ、まったく。