☆★朝夕の娯楽★☆天声人語&素粒子。22歳の私★☆

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282文責・名無しさん
8月29日付 天逝人誤

タヌキに「ASAHI」と刻まれる事件があったらしい。
このことで、本社を批判する動きが、インターネットなどに
あると聞く。しかし、栄光ある朝日新聞の名をつけられた
タヌキの石像は、本当に悲しんでいるのだろうか。
喜んでいる可能性もあるのではないか。タヌキ本人の意見を無視して、
安易にラクガキを批判する考えは、拉致被害者本人の意見を無視し
日本へ帰国させた「救う会」の思考と、どこか似てはいないだろうか。
これからの国際化社会では、対話が重要である。すぐに憎悪にかられ
批判するのではなく、まず相手の考えを理解しようとする
態度が重要だろう。今回のラクガキを批判する人々の攻撃的な態度を見て、
第二次大戦前の日本の空気を思い出すのは筆者だけだろうか。
このような善意に満ちたラクガキであっても、「器物破損」と称し、
犯人を逮捕しようとする警察の態度は、言論の自由を弾圧した
憲兵となんら変わらない。軍靴の音が聞こえてくるように
感じた人も多いはずだ。宅間被告を死刑にした残忍さといい、
最近は国家の暴走が目立つ。日本はいつか来た道をいくのだろうか。

http://www.sankei.co.jp/news/030828/0828sha090.htm