>>521 議席を守れなければ首相に異論を述べることもできない。参院は自民単独で
過半数に達しない状態が続くかもしれず、法案の成否の鍵を握り続けるためにも
まず選挙で勝たねばならない。それが、押し掛けとも見える首相支持の本音に違いない。
さて、小泉首相だ。青木氏らの支持表明に「心強い」と感謝を表した。「改革に
反対するのはすべて抵抗勢力だ」「自民党が小泉内閣をつぶすか、小泉内閣が
自民党をつぶすかだ」と啖呵(たんか)を切ってきたことを思えば、あれと思わせる。
こちらも、改革を進めるにはまずは再選が大前提、どんな助けであれ拒むことは
ないということだろうか。
だが、この共闘が矛盾だらけであることは誰の目にも明らかだ。首相は再選に
向けて郵政民営化などの推進を掲げ続けると言うが、実現させようとすれば、
抵抗勢力との衝突は避けられない。
言葉は躍るものの、実態はなかなか前に進まない。小泉改革のそうした歩みが
これからも続くのではないか。参院橋本派の再選支持はそんな予感を抱かせる。