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文責・名無しさん:
神奈川新聞 8/10 読者投稿欄「自由の声」
■犠牲出る平和は物語だけで
主婦 佐久間 美○子40(横須賀市)
「お父さまー」。泣き叫ぶヒロインの声に涙があふれてしまった。
中学生の息子が好きなアニメの一場面。戦争に協力しないとの理由で
中立国が標的にされ、もはやこれまでというところまで追い込まれると、
自国の兵力を利用されることを避けるため、政府要人だけが残り国ごと
自爆装置を押したのだ。
映画やドラマも、異星人だったりいん石だったりと相手は違っても
誰かが犠牲になって人は救われる。話の都合上仕方ないとしても、
どうしてここでこの人を死なせねばならないのかと、いつも思う。
そういえば私が中学生の頃好きだったアニメは「愛する人のために
死ねますか」というテーマだった。私だって子供や夫を救えるなら、
この命はちっとも惜しくはないと思っているけれど、それは美談でも
なんでもないでしょう?
他意はないのかもしれない。しかし、自分の命を犠牲にすることを
美徳のように伝えてほしくない。ましてや、最後の武器にするなんて。
涙をこぼす私に息子はあきれていたけれど、愛する人が戦いの犠牲に
なるのはつらいよ。たとえアニメのお話でも、お母さんは泣けます。
物語の中だけで済むことを願います。
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電波や基地外投稿ではないと思いますが、この投稿に挙がっている
アニメって何でしょうか。すごく気になります。