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常職人 ◆Y0gSeJpyho :
琉球新報 6月24日 読者欄【 声 】
あらためて反戦訴える
浦添市 伊佐○子 (地方公務員、54歳)
パリ、この名を人が耳にする時、さまざまな興味がわいてくるに違いない。
芸術の都、ファッションの都…。
パリの街を右岸と左岸に分けて、今なおゆったり流れつづけるセーヌの河。
街のいたる所で見られる、重い歴史を刻んだ建物や芸術作品の数々…。学生のころ、
社会科や美術の時間に学んだ、建物や作品に触れることができた。
あこがれのシャンゼリゼ通りは、マロニエとプラタナスの木で縁どられ、
♪オー、シャンゼリゼと心弾むひとときを過ごすことができた。
堂々と重量感あふれる景観に、今さらながら、戦禍にみまわれ人々の生命とともに
散っていった古里沖縄のことをふびんに思う。
二十三日は慰霊の日だった。あらためて反戦を訴える私である。