北朝鮮には核弾頭を小型化するための核実験施設も存在するという米政府情報を、最近のニューヨーク・タイムズ紙が伝えた。
今回の再処理情報の提供にも、国際的な北包囲網づくりをめざす米政府の意図が込められているのかも知れない。
北朝鮮の行動は厳しく非難しなければならないが、いま国際社会に求められるのは冷静な対応である。
挑発に乗ることなく、いかにして北朝鮮が平和的に核を放棄する道を用意するか。
必要なのは、中国を仲介役に開催への努力が続けられている多国間協議に、まずは北朝鮮を参加させるための知恵だろう。
韓国政府当局者によると、ソウルで閉幕したばかりの南北閣僚級会談の非公式な場で、
北朝鮮側は「我々が核を放棄すれば、米国は本当に交渉に乗ってくるのか」と真顔で探りを入れてきたという。
米朝の不信の流れを変えるために、日本はもっと多くのことができるはずだ。
北朝鮮の核保有は、日本が到底容認できるものではない。かといって軍事的な解決はコストが余りにも高い。
ブッシュ大統領に対して北朝鮮への弾力的な姿勢を働きかけ、韓国、中国とは協調と役割分担を強めつつ、北朝鮮に無謀な核政策の変更を迫る。
小泉首相は動く時である。 (以上)
もう一つは「阪神快調」と関西経済の発展の展望ついて。
こっちも良かったんですが、お約束な社説だった方を載せました。